SCHED_RR_GET_INTERVAL
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2007-04-06
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名前
sched_rr_get_interval - 指定されたプロセスの SCHED_RR 間隔を取得する
書式
#include <sched.h>
int sched_rr_get_interval(pid_t pid, struct timespec *tp);
説明
sched_rr_get_interval()
は tp で指定された timespec 構造体に
pid で指定されたプロセスのラウンド・ロビン時間量
(round robin time quantum) を書き込む。
timespec 構造体は以下の通りである:
struct timespec {
time_t tv_sec; /* seconds */
long tv_nsec; /* nanoseconds */
};
pid がゼロの場合、呼び出したプロセスの時間量が
*tp に書き込まれる。指定したプロセスは
SCHED_RR
スケジューリング方針で稼動している必要がある。
sched_rr_get_interval()
の使用可能な POSIX システムでは
<unistd.h>
で
_POSIX_PRIORITY_SCHEDULING
が定義されている。
返り値
成功した場合は
sched_rr_get_interval()
は 0 を返す。
エラーの場合は -1 が返され、
errno
が適切に設定される。
エラー
- EFAULT
-
情報をユーザ空間にコピーする時に問題が起きた。
- EINVAL
-
PID が不正である。
- ENOSYS
-
システム・コールがまだ実装されていない (かなり古いカーネルにおいてのみ)。
- ESRCH
-
pid の ID を持つプロセスが見つからなかった。
準拠
POSIX.1-2001.
注意
Linux での注意
POSIX ではラウンド・ロビン時間量の大きさを制御する仕組みが規定されていない。
しかし、Linux ではこれを変更する方法が提供されており (この方法に移植性はない)、
プロセスの nice 値を調整することで時間量を制御できる
(setpriority(2)
参照)。
負の nice 値 (すなわち、高い nice 値) を割り当てると時間量は長くなり、
正の nice 値 (すなわち、低い nice 値) を割り当てると時間量は短くなる。
デフォルトの時間量は 0.1 秒である。
nice 値の変更が時間量にどの程度影響を与えるかは
カーネルのバージョンにより多少異なる。
関連項目
sched_setscheduler(2)
に Linux のスケジューリング方式についての説明がある。
Programming for the real world - POSIX.4
by Bill O. Gallmeister, O'Reilly & Associates, Inc., ISBN 1-56592-074-0
Index
- 名前
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- 書式
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- 説明
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- 返り値
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- エラー
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- 準拠
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- 注意
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- Linux での注意
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- 関連項目
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Time: 04:32:00 GMT, November 19, 2007