SET_THREAD_AREA
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2003-02-21
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名前
set_thread_area - スレッド局所記憶 (TLS) 領域を設定する
書式
#include <linux/unistd.h>
#include <asm/ldt.h>
int set_thread_area(struct user_desc *u_info);
説明
set_thread_area()
は、カレント・スレッドのスレッド局所記憶 (Thread Local Storage; TLS)
配列の中のエントリを設定する。
set_thread_area()
により設定される TLS 配列のエントリは、ユーザから引き数として渡される
u_info->entry_number
の値に対応している。値が範囲内にある場合、
set_thread_area()
は
u_info
で指された TLS ディスクリプタをスレッドの TLS 配列にコピーする。
entry_number
として -1 が渡された場合、
set_thread_area()
は未使用 (free) の TLS エントリを使用する。
未使用の TLS エントリがあった場合、どのエントリが変更されたかが分かる
ように終了時に
u_info->entry_number
の値が変更される。
返り値
set_thread_area()
は成功した場合 0 を返す。失敗した場合は -1 を返し、
errno
を適切に設定する。
エラー
- EINVAL
-
u_info->entry_number
が範囲外である。
- EFAULT
-
u_info
が不正なポインタである。
- ESRCH
-
未使用の TLS エントリが見つからなかった。
バージョン
set_thread_area()
は Linux 2.5.29 で初めて登場した。
準拠
set_thread_area()
は Linux 独自であり、移植を意図したプログラムでは使用すべきではない。
関連項目
get_thread_area(2)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 準拠
-
- 関連項目
-
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Time: 04:32:01 GMT, November 19, 2007