USTAT
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2003-08-04
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名前
ustat - ファイル・システム (file system) の統計を得る
書式
#include <sys/types.h>
#include <unistd.h> /* libc[45] */
#include <ustat.h> /* glibc2 */
int ustat(dev_t dev, struct ustat *ubuf);
説明
ustat()
はマウント (mount) されたファイル・システムの情報を返す。
dev
は調べるファイル・システムを含んでいるデバイス (device) の
デバイス番号。
ubuf
は以下のメンバーを含む ustat 構造体へのポインター:
-
daddr_t f_tfree; /* Total free blocks */
ino_t f_tinode; /* Number of free inodes */
char f_fname[6]; /* Filsys name */
char f_fpack[6]; /* Filsys pack name */
後の二つのフィールド
f_fname
と
f_fpack
は実装されておらず、常に NULL バイト ('\0') で埋められる。
返り値
成功した場合にはゼロが返され、
ubuf
が指す
ustat
構造体が埋められる。
エラーの場合は -1 が返され、
errno
が適切に設定される。
エラー
- EFAULT
-
ubuf
がアクセス可能な空間の外側を指している。
- EINVAL
-
dev
がマウントされたファイル・システムを含むデバイスを参照していない。
- ENOSYS
-
dev
で参照されるマウントされたファイル・システムがこの操作 (operation) を
サポートしていないか、Linux のバージョンが 1.3.16 以前である。
準拠
SVr4.
注意
ustat()
は推奨されず、互換性のためだけに提供される。
新しいプログラムは全てこれの代りに
statfs(2)
を使用するべきである。
HP-UX における注意
HP-UX 版の構造体
ustat
には、その他にフィールド
f_blksize
が存在するが、他では見かけない。
HP-UX は次のように警告している:
ファイルシステムの中には、解放されている inode の数を変更しないものもある。
このようなファイルシステムは、フィールド
f_tinode
に -1 を返す。
ファイルシステムの中には、inode を動的に確保するものもある。
このようなファイルシステムは、現在解放されている inode の数を返す。
関連項目
stat(2),
statfs(2)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 注意
-
- HP-UX における注意
-
- 関連項目
-
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Time: 04:32:10 GMT, November 19, 2007