CONFSTR
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2007-07-26
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名前
confstr - コンフィグレーションに依存した文字列変数の取得
書式
#include <unistd.h>
size_t confstr(int name, char *buf, size_t len);
glibc 向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7)
参照):
getcwd():
_POSIX_C_SOURCE >= 2 || _XOPEN_SOURCE
説明
confstr()
はコンフィグレーションに依存した文字列変数の値を取得する。
引き数
name
は、問い合わせ内容を表すシステム変数である。
以下の変数がサポートされている。
- _CS_GNU_LIBC_VERSION (GNU C library 限定; glibc 2.3.2 以降)
-
そのシステムの GNU C ライブラリのバージョンを示す文字列
(例えば "glibc 2.3.4")。
- _CS_GNU_LIBPTHREAD_VERSION (GNU C library 限定; glibc 2.3.2 以降)
-
その C ライブラリが提供している POSIX 実装を示す文字列
(例えば "NPTL 2.3.4" や "linuxthreads-0.10")。
- _CS_PATH
-
すべての POSIX.2 標準ユーティリティが見つかるような
PATH
の値。
buf
が NULL でなく、かつ
len
が 0 でなければ
confstr()
は取得した文字列の内容を
buf
にコピーする。必要ならば長さは
len - 1
文字に切り捨てられて、NULL バイト ('\0') で終端される。
末尾が切り捨てられたかどうかを判定するには、
confstr()
の返り値を
len
と比較すればよい。
len
が 0 で
buf
が NULL ならば、
confstr()
は以下で定義された値 (訳注: 切り捨てる前の、取得した文字列の長さ) を返す。
返り値
name
が有効なコンフィギュレーション変数の場合、
confstr()
はその変数の値全体を保持するのに必要であったバイト数を返す
(文字列終端のヌルバイトも含む)。この値は
len
より大きいこともある。この場合には、
buf
に格納された値の末尾が切り詰められたことを意味する。
name
が有効なコンフィギュレーション変数だが、
変数が値を持っていない場合、
confstr()
は 0 を返す。
name
が有効なコンフィグレーション変数に対応していなければ、
confstr()
は 0 を返し、
errno
に
EINVAL
を設定する。
エラー
- EINVAL
-
name
の値が不正である。
準拠
POSIX.1-2001
例
次の部分的なコードは、 POSIX.2 システムのユーティリティがあるパス
を取得するものである。
char *pathbuf;
size_t n;
n = confstr(_CS_PATH,NULL,(size_t) 0);
pathbuf = malloc(n);
if (pathbuf == NULL)
abort();
confstr(_CS_PATH, pathbuf, n);
関連項目
sh(1),
exec(3),
system(3)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 例
-
- 関連項目
-
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Time: 04:31:35 GMT, November 19, 2007