#include <grp.h> int getgrent_r(struct group *gbuf, char *buf,
size_t buflen, struct group **gbufp); int fgetgrent_r(FILE *fp, struct group *gbuf, char *buf,
size_t buflen, struct group **gbufp);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
getgrent_r():
_GNU_SOURCE
fgetgrent_r():
_SVID_SOURCE
group 構造体は <grp.h> において以下のように定義されている:
struct group { char *gr_name; /* グループ名 */ char *gr_passwd; /* グループパスワード */ gid_t gr_gid; /* グループ ID */ char **gr_mem; /* グループメンバ */ };
リエントラントでない関数は静的な格納領域へのポインタを返す。 この静的な格納領域には、更にグループ名・パスワード・ メンバへのポインタが含まれる。 ここで説明されているリエントラントな関数は、 呼び出し側から提供されるバッファにグループ名など全てを返す。 最初の引き数として struct group を保持できるバッファ gbuf がある。 次にその他の文字列を保持できるサイズ buflen のバッファ buf がある。 これらの関数の結果 (ストリームから読み込まれた struct group) は、 提供されたバッファ *gbuf に格納され、この struct group へのポインタは *gbufp に返される。
struct group * getgrent_r(struct group *grp, char *buf, int buflen);
より良いものでは、以下のようになっている。
int getgrent_r(struct group *grp, char *buf, int buflen, FILE **gr_fp);
#define _GNU_SOURCE #include <grp.h> #include <stdio.h> #include <stdlib.h> #define BUFLEN 4096 int main(void) { struct group grp, *grpp; char buf[BUFLEN]; int i; setgrent(); while (1) { i = getgrent_r(&grp, buf, BUFLEN, &grpp); if (i) break; printf("%s (%d):", grpp->gr_name, grpp->gr_gid); for (i = 0; ; i++) { if (grpp->gr_mem[i] == NULL) break; printf(" %s", grpp->gr_mem[i]); } printf("\n"); } endgrent(); exit(EXIT_SUCCESS); }