GRANTPT
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2003-01-30
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名前
grantpt - スレーブ擬似端末へのアクセスを許可する
書式
#define _XOPEN_SOURCE
#include <stdlib.h>
int grantpt(int fd);
説明
grantpt()
関数は、
fd
で参照されたマスタ擬似端末に対応するスレーブ擬似端末デバイス (pty)
のモードと所有者を変更する。
スレーブのユーザID は呼び出したプロセスの実 UID に設定される。
グループID として設定される値は規定されていない (例えば tty になる)。
スレーブのモードは 0620 (crw--w----) に設定される。
SIGCHLD
シグナルを捕捉するためにシグナル・ハンドラが設定されている場合の
grantpt()
の動作は規定されていない。
返り値
成功した場合、
grantpt()
は 0 を返す。そうでない場合、-1 を返し、
errno
に適切な値がセットされる。
エラー
- EACCES
-
対応するスレーブ擬似端末にアクセスできなかった。
- EBADF
-
引き数
fd
が有効なオープンされたファイル・ディスクリプタでない。
- EINVAL
-
引き数
fd
は有効だが、マスタ擬似端末に対応するものではない。
準拠
POSIX.1-2001
備考
これは Unix98 pty 仕様の一部である。
pts(4)
を参照のこと。
多くのシステムでは、この関数は "pt_chown" と呼ばれる set-user-ID された
補助バイナリを用いて実装されている。
Linux の devpts では、このような補助バイナリを必要としない。
関連項目
open(2),
posix_openpt(3),
ptsname(3),
unlockpt(3),
pts(4),
feature_test_macros(7),
pty(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 備考
-
- 関連項目
-
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Time: 04:31:45 GMT, November 19, 2007