LGAMMA

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2007-07-26
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名前

lgamma, lgammaf, lgammal, lgamma_r, lgammaf_r, lgammal_r, signgam - ガンマ関数の対数を計算する  

書式

#include <math.h>

double lgamma(double x);

float lgammaf(float x);
long double lgammal(long double x); double lgamma_r(double x, int *signp);
float lgammaf_r(float x, int *signp);
long double lgammal_r(long double x, int *signp); extern int signgam;

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

lgamma(), lgammaf(), lgammal(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE || _ISOC99_SOURCE; or cc -std=c99
lgamma_r(), lgammaf_r(), lgammal_r(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
signgam: _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE  

説明

ガンマ関数の定義については、 tgamma(3) を参照のこと。

関数 lgamma() は、ガンマ関数の絶対値の自然対数を返す。 ガンマ関数の符号は、 <math.h> で宣言されている extern int signgam に格納される。 格納される値は、ガンマ関数が正または 0 の場合 1、 負の場合 -1 である。

signgam という固定された場所を使うことはスレッドセーフではないので、 関数 lgamma_r() などが導入されている。 これらの関数では、符号はパラメータ signp 経由で返される。

x が正でない整数の場合、 lgamma() は HUGE_VAL を返し、 errnoERANGE をセットし、0 での除算の例外 (zero divide exception) を発生する。 (同じ状況で lgammaf() は HUGE_VALF を、 lgammal() は HUGE_VALL を返す。)  

エラー

エラーをチェックするためには、これらの関数を呼び出す前に errno を 0 にセットし、 feclearexcept(FE_ALL_EXCEPT) を呼べばよい。 関数実行後に、 errno が 0 以外か、 fetestexcept(FE_INVALID | FE_DIVBYZERO | FE_OVERFLOW | FE_UNDERFLOW) が 0 以外ならば、エラーが発生したことが分かる。

x が大きすぎる場合、range error が発生する。 x が負の整数あるいは 0 である場合、 pole error が発生する。  

準拠

関数 lgamma() は C99 と POSIX.1-2001 で規定されている。 signgam は POSIX.1-2001 で規定されているが、C99 にはない。 関数 lgamma_r() は非標準だが、いくつかの他のシステムにも存在する。  

関連項目

tgamma(3)


 

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Time: 04:31:49 GMT, November 19, 2007