NAN

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2007-07-26
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名前

nan, nanf, nanl - 無効値 ('Not a Number') を返す  

書式

#include <math.h>

double nan(const char *tagp);
float nanf(const char *tagp);
long double nanl(const char *tagp);

-std=c99 でコンパイルし、-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

nan(), nanf(), nanl(): _XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE; or cc -std=c99  

説明

これらの関数は、SIGFPE シグナルなしの無効値 (NaN) を示す表現を返す (どの表現を使用するかは tagp で指定する)。SIGFPE シグナルなしの NaN をサポートしていない実装では 0 を返す。

nan(char-sequence) を呼び出すのは、 strtod (NAN(char-sequence),NULL) と等価である。 同様に、 nanf() や nanl() を呼び出すのは、 strtof() や strtold() を呼ぶのと同じである。

引き数 tagp の使い方は規定されていない。 IEEE 754 準拠のシステムでは、NaN にも複数の表現が存在し、 tagp はその選択に使用される。 他のシステムでは、何の意味もないかもしれない。  

準拠

C99。また、IEC 559 や推奨関数になっている IEEE 754/IEEE 854 の付録も参照すること。  

関連項目

isnan(3), strtod(3)


 

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Time: 04:31:54 GMT, November 19, 2007