size_t offsetof(type, member);
このマクロが有用なのは、 構造体を構成するフィールドのサイズは実装によって変化するし、 コンパイラによりフィールド間に挿入するパディングのバイト数も 違う可能性があるからである。 その結果、あるエレメントのオフセットは必ずしもそれより前の エレメントのサイズの合計とはならない。
member がバイト境界に位置していない場合 (すなわち、ビットフィールドの場合) には、 コンパイラでエラーが発生する。
$ ./a.out
offsets: i=0; c=4; d=8 a=16
sizeof(struct s)=16
#include <stddef.h> #include <stdio.h> #include <stdlib.h> int main(void) { struct s { int i; char c; double d; char a[]; }; /* 出力はコンパイラ依存である */ printf("offsets: i=%ld; c=%ld; d=%ld a=%ld\n", (long) offsetof(struct s, i), (long) offsetof(struct s, c), (long) offsetof(struct s, d), (long) offsetof(struct s, a)); printf("sizeof(struct s)=%ld\n", (long) sizeof(struct s)); exit(EXIT_SUCCESS); }