ROUND

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2007-07-26
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名前

round, roundf, roundl - 最も近い整数値に丸める (2 つの整数の中間値の場合は 0 から遠い方に丸める)  

書式

#include <math.h>

double round(double x);

float roundf(float x);
long double roundl(long double x);

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

round(), roundf(), roundl(): _XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE; or cc -std=c99  

説明

これらの関数は x を最も近い整数値に丸める。 2 つの整数の中間値の場合は、 rint(3) のように最も近い偶数に丸めたりせずに、 (現在の丸め方向に関係なく) 0 から遠い方に丸める。  

返り値

丸めた整数値。 x が整数または無限の場合、x そのものを返す。  

エラー

EDOMERANGE 以外のエラーは起こらない。 x が NaN の場合、NaN が返されて errnoEDOM に設定される。  

準拠

C99.  

注意

POSIX.1-2001 には、(オーバーフローの際には errnoERANGE に設定するか例外を起こすという) オーバーフローに関する記述がある。 実際のところ、現行のマシンではこの結果はオーバーフローを起こさないので、 このエラー処理は意味がない。 (より正確に言うと、オーバーフローは指数の最大値が 仮数を表すビットの数より小さい場合にしか起こらない。 IEEE-754 規格の 32 ビットと 64 ビットの浮動小数では、 指数の最大値はそれぞれ 128 と 1024 であり、 仮数ビットの数はそれぞれ 24 と 53 である。)  

関連項目

ceil(3), floor(3), lround(3), nearbyint(3), rint(3), trunc(3)


 

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Time: 04:31:59 GMT, November 19, 2007