SIGSETOPS
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2005-11-17
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名前
sigemptyset, sigfillset, sigaddset, sigdelset, sigismember - POSIX
シグナル集合の操作
書式
#include <signal.h>
int sigemptyset(sigset_t *set);
int sigfillset(sigset_t *set);
int sigaddset(sigset_t *set, int signum);
int sigdelset(sigset_t *set, int signum);
int sigismember(const sigset_t *set, int signum);
説明
sigsetops(3)
関数群は POSIX シグナル集合(signal set)を操作するため使用する。
sigemptyset()
は
set
で与えられたシグナル集合を空に初期化し、シグナルが一つも
含まれていない状態にする。
sigfillset()
は
set
で与えられたシグナル集合が全てのシグナルを含むようにする。
sigaddset()
と
sigdelset()
は
set
に
signum
シグナルをそれぞれ加えたり、削除したりする。
sigismember()
は
signum
が
set
に含まれているかどうかをテストする。
返り値
sigemptyset(),
sigfillset(),
sigaddset(),
sigdelset()
は成功すれば 0 を、エラーの場合は -1 を返す。
sigismember()
は
signum
が
set
に含まれていれば 1 を返し、含まれていなければ 0 を返す。
エラーの場合は -1 を返す。
エラー
- EINVAL
-
sig
が有効なシグナルではない。
準拠
POSIX.1-2001.
注意
glibc での注意
_GNU_SOURCE
機能検査マクロが定義されていると、
<signal.h> でシグナル集合を操作する 3つの関数が追加で公開される。
- int sigisemptyset(sigset_t *set);
-
set
にシグナルが一つも含まれていなければ 1 を返し、
それ以外は 0 を返す。
- int sigorset(sigset_t *dest, sigset_t *left, sigset_t *right);
-
シグナル集合
left
と
left
の和集合を
dest
に書き込む。
- int sigandset(sigset_t *dest, sigset_t *left, sigset_t *right);
-
シグナル集合
left
と
left
の積集合を
dest
に書き込む。
sigorset()
と
sigandset()
は成功すると 0 を、失敗すると -1 を返す。
これらの関数は非標準であり、(他にも同様の関数を提供しているシステムも
いくつかはあるが) 移植性を考慮したアプリケーションでは使用を避けるべき
である。
関連項目
sigaction(2),
sigpending(2),
sigprocmask(2),
sigsuspend(2)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 注意
-
- glibc での注意
-
- 関連項目
-
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Time: 04:32:03 GMT, November 19, 2007