SOCKATMARK
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2007-07-26
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名前
sockatmark - どのソケットに帯域外 (out-of-band) マークが付けられているかを調べる
書式
#include <sys/socket.h>
int sockatmark(int fd);
glibc 向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7)
参照):
sockatmark():
_POSIX_C_SOURCE >= 200112L || _XOPEN_SOURCE >= 600
説明
sockatmark()
はファイルディスクリプタ
fd
で参照されるソケットに帯域外マークが付けられているか否かを返す。
ソケットにマークが付けられている場合は、1 が返される。
ソケットにマークが付けられていない場合は、0 が返される。
この関数は帯域外マークを削除しない。
返り値
sockatmark()
の呼び出しが成功した場合、ソケットに帯域外マークが
付けられていれば 1 を返し、付けられていなければ 0 を返す。
エラーの場合は -1 が返され、エラーを表す errno が設定される。
エラー
- EBADF
-
fd
が有効なファイルディスクリプタでない。
- EINVAL
-
fd
は
sockatmark()
が適用できないファイルディスクリプタである。
バージョン
sockatmark()
は glibc バージョン 2.2.4 で追加された。
準拠
POSIX.1-2001
注意
sockatmark()
が 1 を返す場合、帯域外データは
MSG_OOB
を指定した
recv(2)
で読み込むことができる。
帯域外データは、いくつかのストリームソケットプロトコルでしか
サポートされていない。
sockatmark()
は
SIGURG
シグナルのハンドラから安全に呼び出すことができる。
sockatmark()
は
SIOCATMARK
ioctl(2)
操作を使って実装されている。
バグ
glibc 2.4 より前のバージョンでは、
sockatmark()
は動作しない。
例
以下のコードは、
SIGURG
シグナルを受け取った後にマークまでの全てのデータを読み込んで (破棄し)、
マークされたデータのバイトを読み込むのに使用できる。
char buf[BUF_LEN];
char oobdata;
int atmark, s;
for (;;) {
atmark = sockatmark(fd);
if (atmark == -1) {
perror("sockatmark");
break;
}
if (atmark)
break;
s = read(fd, buf, BUF_LEN) <= 0);
if (s == -1)
perror("read");
if (s <= 0)
break;
}
if (atmark == 1) {
if (recv(fd, &oobdata, 1, MSG_OOB) == -1) {
perror("recv");
...
}
}
関連項目
fcntl(2),
recv(2),
send(2),
tcp(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 準拠
-
- 注意
-
- バグ
-
- 例
-
- 関連項目
-
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Time: 04:32:04 GMT, November 19, 2007