SYSV_SIGNAL
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2007-05-04
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名前
sysv_signal - System V 方式のシグナル処理
書式
#define _GNU_SOURCE
#include <signal.h>
typedef void (*sighandler_t)(int);
sighandler_t sysv_signal(int signum, sighandler_t handler);
説明
sysv_signal()
関数は
signal(2)
と同じ引き数をとり、同じ処理を実行する。
しかしながら、
sysv_signal()
は System V の信頼性に欠けるシグナル処理方式を提供している。
信頼性に欠けるシグナル処理方式は以下の特徴を持つ。
a) ハンドラが起動されると、シグナルの処理方法 (disposition) が
デフォルトにリセットされる、
b) シグナルハンドラの実行中は、それ以降に発生した同じシグナルの配送が
ブロックされない、
c) ハンドラが停止中の (blocking している) システムコールを中断した場合、
自動的に再開されないシステムコールがある。
返り値
sysv_signal()
関数はシグナルハンドラの直前の値を返す。
エラーの場合、
SIG_ERR
を返す。
エラー
signal(2)
と同じ。
準拠
この関数は非標準である。
注意
sysv_signal()
の使用は避けるべきである。代わりに
sigaction(2)
を使うこと。
以前の Linux システムでは、
sysv_signal()
と
signal(2)
は等価であった。しかし、新しめのシステムでは、
signal(2)
は信頼性のあるシグナル処理方式を提供している。
詳細は
signal(2)
を参照。
sighandler_t
を使っているのは GNU による拡張である。
この型は機能検査マクロ
_GNU_SOURCE
を定義した場合にのみ定義される。
関連項目
sigaction(2),
signal(2),
bsd_signal(3),
feature_test_macros(7),
signal(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 注意
-
- 関連項目
-
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Time: 04:32:07 GMT, November 19, 2007