CONSOLE
Section: Linux Programmer's Manual (4)
Updated: 1994-10-31
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名前
console - コンソール端末 (console terminal) と仮想コンソール (virtual console)
説明
Linux システムは普通、/dev/ttyn (n は 1 < n <
63) と呼ばれる仮想コンソール (メジャーナンバー (major number)
4 マイナーナンバー (minor number) 1 から 63 のキャラクターデバイス
(character device)) を持つ。
現在のコンソールは /dev/console または /dev/tty0 (メジャー
ナンバー 4 マイナーナンバー 0 のキャラクターデバイス) によっても扱える。
デバイスファイル (device file) /dev/* は普通 MAKEDEV スクリプトまたは
mknod(1)
を使ってモード 0622、所有者 root.tty として作成される。
カーネル (kernel) バージョン 1.1.54 以前は、仮想コンソールの数はコンパイル時に
(tty.h 中の : #define NR_CONSOLES 8 によって) カーネルに埋め込まれていた。
そして、それを変更してコンパイルし直すことで仮想コンソールの数を変更できた。
カーネルバージョン 1.1.54 以降では仮想コンソールが必要とされる時は
すぐに動作中に作成される。
コンソール上でプロセスを開始する一般的な方法は:
(a) コンソール上で
mingetty(8)
をスタートさせることを
(inittab(5)
の中で)
init(8)
に伝える。
(b) コンソール上でプロセスをスタートすることを
openvt(1)
に頼む。
(c) X を開始する - X は使われていないコンソールのうち最初のものを見付け、
そこに表示を出力する。(昔ながらの
doshell(8)
もある。)
コンソールを切り替える一般的な方法は: (a)コンソール n に切り替える
ために Alt+Fn または Ctrl+Alt+Fn を使う。
AltGr+Fn を使うと、おそらくコンソール n+12 に切り替わる
[ここでの Alt と AltGr はそれぞれ左右の Alt キーを示す]。
(b) 現在割り当てられているコンソールを循環するために Alt + 右矢印キー
または Alt + 左矢印キーを使う。(c)
chvt(1)
プログラムを使う
(キーマッピングはユーザがセットできる、
loadkeys(1)
を見よ。
上で述べたキーバインドはデフォルトの設定によるものである)。
deallocvt(1)
コマンド(以前は disalloc という名前だった)は、
プロセスに結びつけられていないコンソールの
スクリーンバッファ (screen buffer) のために使われているメモリを解放する。
特性
コンソールは多くの状態をもっている。
私は、それについていつかドキュメントにしたいと考えている。
もっとも重要な事実はコンソールは vt100 端末を真似ている
(シミュレートしている) ということである。
コンソールは ESC c という二つの文字を印字する事によって、
初期状態にリセットされる。
エスケープシーケンス (escape sequences) については
console_codes(4)
で全て説明してある。
ファイル
/dev/console
/dev/tty*
関連項目
chvt(1),
deallocvt(1),
loadkeys(1),
mknod(1),
openvt(1),
console_codes(4),
console_ioctl(4),
tty(4),
ttyS(4),
charsets(7),
init(8),
mapscrn(8),
mingetty(8),
resizecons(8),
setfont(8)
Index
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- 説明
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- 特性
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- ファイル
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- 関連項目
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Time: 04:31:35 GMT, November 19, 2007