NSCD

Section: Linux Programmer's Manual (8)
Updated: 1999-10-01
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名前

/usr/sbin/nscd - ネームサービスキャッシュデーモン  

説明

nscd は一般的なネームサービスに必要な多くのものを キャッシュとして提供するデーモンである。 デフォルトの設定ファイル /etc/nscd.conf でキャッシュデーモンの動作を決定する。 nscd.conf(5) を見よ。

nscd は passwd(5), group(5), hosts(5) データベースへのアクセスのキャッシュを getpwnam(3), getpwuid(3), getgrnam(3), getgrgid(3), gethostbyname(3) などの標準 libc インターフェースを通して提供する。

各データベースには 2 つのキャッシュがある。 肯定的 (positive) なキャッシュは見つかったアイテムをキャッシュし、 否定的 (negative) なキャッシュは見つからなかったアイテムをキャッシュする。 各キャッシュはデータの TTL (time-to-live, 生存時間) を個別に持っている。 特例として shadow ファイルはキャッシュされない点に注意すること。 getspnam(3) を呼び出しても結果としてキャッシュされないままになる。  

オプション

--help
全てのオプションとその動作をリストして表示する。
 

注意

nscd はサービスが使っているプロトコルに一切関知しない。 例えば、ホスト名の問い合わせに DNS を使うように /etc/nsswitch.conf を設定していた場合、 DNS の問い合わせに使う /etc/resolv.conf を変更しても nscd は以前のものを使い続けるということである。 このような場合、ユーザーは nscd を再起動しなければならない。  

関連項目

nscd.conf(5), nsswitch.conf(5)


 

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Time: 04:31:54 GMT, November 19, 2007