LSDEV
Section: Linux System Manual (8)
Updated: 1998-05-31
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名前
lsdev - 組み込まれているハードウェアに関する情報を表示する
 
書式
lsdev
 
説明
lsdev
は、
/proc
ディレクトリの
interrupts,
ioports,
dma
ファイルから、コンピュータに組み込まれているハードウェアの情報を集める。これに 
より、各ハードウェアが使用する I/O アドレス、IRQ チャネル、DMA チャネルの  
quick overview を提供する。
 
オプション
なし。
 
ファイル
- /proc/interrupts
 - 
IRQ チャネル。
 - /proc/ioports
 - 
I/O メモリアドレス。
 - /proc/dma
 - 
DMA チャネル。
 
 
バグ
lsdev
は、調査対象である 3 つのファイルの中でどの行が 1 つの同じデバイスを参照してい 
るかを、常に理解できるわけではない。これらのファイルが時々、同一のハードウェア 
に対して、それぞれ異なる名称を用いるためである。例えば、いくつかのカーネルにお 
いてキーボードは、
/proc/ioports
では `kbd' で参照されるが、
/proc/interrupts
では `keyboard' となっている。
これは
lsdev
ではなく、(この特定の例のように) カーネルで対処されるべきである。
それでも lsdev は、デバイス名から後続のスペースや開き括弧以降の文字列を取り除 
いて、なんとか各行を一致させようとする。そのため例えば、
/proc/interrupts
の `serial' 行は
/proc/ioports
の `serial(set)' 行と一致することになる。
この DWIM な試みは、それ自体がバグだとみなされるかもしれない。
(訳注: DWIM とは Do What I Mean の略で、「おかしな入力が与えられたときに、意図 
された結果を推測する能力があること(たまに正しく推測する場合もある)」を意味する 
。詳細は Jargon File を参照のこと。)
このプログラムは、どのようなハードウェアがあるかに関するカーネルの
知識
を表示するだけであり、実際に何が物理的に存在するかを示すものではない。
 
関連項目
procinfo(8).
 
著者
Sander van Malssen <svm@kozmix.cistron.nl>
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- 名前
 - 
 - 書式
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 - 説明
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 - オプション
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 - ファイル
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 - バグ
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Time: 04:32:46 GMT, November 19, 2007