KILL

Section: Linux User's Manual (1)
Updated: November 21, 1999
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名前

kill - プロセスにシグナルを送る

 

書式

kill pid ...リストされた全てのプロセスに SIGTERM を送る
kill -signal pid ...リストされた全てのプロセスにシグナルを送る
kill -s signal pid ...リストされた全てのプロセスにシグナルを送る
kill -l全てのシグナルの名前をリストする
kill -L 全てのシグナルの名前を見栄えの良い表形式でリストする
kill -l signalシグナルの番号と名前を変換する
kill -V,--versionプログラムのパージョンを表示する

 

説明

kill のデフォルトのシグナルは TERM である。 -l や -L を用いると、指定できるシグナルをリストできる。 特に便利なシグナルには HUP, INT, KILL, STOP, CONT, 0 などがある。 デフォルト以外のシグナルの指定方法は 3 つある。 -9 -SIGKILL -KILL。 負の PID の値はプロセスグループ全体を選択するのに使われる。 ps コマンドの出力の PGID カラムを参照すること。 -1 という PID は特別である。 これは kill プロセス自身と init 以外の全てのプロセスを表す。

 

シグナル

以下に kill で使えるシグナルのリストを示す。 わかるものについては、定数・番号とデフォルトの動作も示す。

名前番号アクション説明
00n/aシグナルを送った場合の終了コードを取得する
ALRM14exit
HUP1exit
INT2exit
KILL9exitこのシグナルはブロックされない
PIPE13exit
POLLexit
PROFexit
TERM15exit
USR1exit
USR2exit
VTALRMexit
STKFLTexit実装されていないかもしれない
PWRignore システムによっては終了 (exit) するかもしれない
WINCHignore
CHLDignore
URGignore
TSTPstopシェルと相互作用するかもしれない
TTINstopシェルと相互作用するかもしれない
TTOUstopシェルと相互作用するかもしれない
STOPstopこのシグナルはブロックされない
CONTrestart停止 (stop) 状態なら再開、その他なら無視
ABRT6core
FPE8core
ILL4core
QUIT3core
SEGV11core
TRAP5core
SYScore実装されていないかもしれない
EMTcore実装されていないかもしれない
BUScoreコアダンプは失敗するかもしれない
XCPUcoreコアダンプは失敗するかもしれない
XFSZcoreコアダンプは失敗するかもしれない

 

注意

あなたの使っているシェル (コマンドラインインタープリター) には組み込みの kill コマンドがあるかもしれない。 この場合、ここで説明した kill を実行するには、 /bin/kill のように指定する必要があるかもしれない。

 

 

kill -9 -1

kill 可能な全てのプロセスを kill する。

 

kill -l 11

数値 11 をシグナル名に変換する。

 

kill -L

使用可能なシグナルを見栄えの良い表形式でリストする。

 

kill 123 543 2341 3453

デフォルトのシグナル SIGTERM をこれら全てのプロセスに送る。

 

関連項目

pkill(1), skill(1), kill(2), renice(1), nice(1), signal(7), killall(1)

 

標準

このコマンドは適切な標準に準拠している。 -L フラグは Linux 固有のものである。

 

著者

Albert Cahalan <acahalan@cs.uml.edu> が 1999 年に 標準に合致していない bsdutils のものを置き換えるために kill を書いた。 util-linux の kill も正しく動作するだろう。

バグ報告は <procps-feedback@lists.sf.net> まで送って欲しい。


 

Index

名前
書式
説明
シグナル
注意
kill -9 -1
kill -l 11
kill -L
kill 123 543 2341 3453
関連項目
標準
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Time: 04:32:47 GMT, November 19, 2007