自分がやっていることが分からない場合は、
これらのオプションを使ってはならない。
これらのオプションを使った結果、
データが失われたとしても我々は責任はとらない。
- --no-journal-available
-
このオプションを指定すると、ジャーナルデバイスが使用できない場合でも
reiserfsck を続行することができる。
このオプションはジャーナルがメインデータデバイスにある場合は影響しない。
注意: この操作の後には、reiserfstune により
新しいジャーナルデバイスを指定しなければならない。
- --scan-whole-partition, -S
-
このオプションは --rebuild-tree のときに、
パーティションの使用されている領域だけでなく、
パーティション全体をスキャンさせる。
reiserfsck の使用例
1. reiserfs パーティション /dev/hda1 に何か不具合があると思った場合、
または単に定期的なディスクチェックを行おうとした場合に
reiserfsck を使用する。
2. reiserfsck --check --logfile check.log /dev/hda1 を実行する。
reiserfsck --check がステータス 0 で終了した場合は、
エラーがなかったことを示している。
3. reiserfsck --check がステータス 1 で終了して
(かつ修正可能な壊れたデータがあることが報告された) 場合は、
reiserfsck --fix-fixable --logfile fixable.log /dev/hda1 を
実行すべきである。
4. reiserfsck --check がステータス 2 で終了して
(かつ致命的な壊れたデータがあることが報告された) 場合は、
reiserfsck --rebuild-tree を実行する必要がある。
reiserfsck --check が何らかの理由で失敗した場合も、
reiserfsck --rebuild-tree を実行すべきである。
ただしこの場合はバグレポートとして報告してほしい。
5. reiserfsck --rebuild-tree を実行する前に、
パーティション全体のバックアップを取っておくこと。
その後に reiserfsck --rebuild-tree --logfile rebuild.log /dev/hda1 を
実行すること。
6. reiserfsck --rebuild-tree のステップが失敗した場合、
または期待していた復旧が出来なかった場合は、
バグレポートとして報告してほしい。
プラットフォームや Linux カーネルのバージョンを含む
できる限りの情報を提供してほしい。
我々は問題を解決する手助けをしようと思う。
終了コード
reiserfsck は以下の終了コードを使う:
0 - エラーなし。
1 - ファイルシステムのエラーが修正された。
2 - 再起動が必要である。
4 - ファイルシステムの致命的なエラーが
修正されないまま残されており、
reiserfsck --rebuild-tree を実行する必要がある。
6 - ファイルシステムの修復可能なエラーが
修正されないまま残されており、
reiserfsck --fix-fixable を実行する必要がある。
8 - 操作エラー。
16 - 使用法エラーまたは書式エラー。
著者
このバージョンの reiserfsck は
Vitaly Fertman <vitaly@namesys.com> によって書かれた。
バグ
バグは、できる限り多くの情報 (ハードウェア・カーネル・パッチ・設定・
表示された全てのメッセージ・ログファイル) とともに、
ReiserFS の開発者 <reiserfs-dev@namesys.com> に報告してほしい。
関連する情報があるかもしれないので syslog を調べてほしい。
今後の予定
修復の高速化とシグナル処理。
関連項目
mkreiserfs(8),
reiserfstune(8)
resize_reiserfs(8),
debugreiserfs(8),
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- オプション
-
- エキスパートオプション
-
- reiserfsck の使用例
-
- 終了コード
-
- 著者
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- バグ
-
- 今後の予定
-
- 関連項目
-
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Time: 04:32:50 GMT, November 19, 2007