XINETD.LOG
Section: File Formats (5)
Updated: 28 April 1993
Index
JM Home Page
roff page
 
名前
xinetd.log - xinetd サービスのログ形式
 
説明
サービスへのアクセスが試みられたときに、サービスの設定によって
いろいろな程度でのログ出力を行える。
そのサービスに対するログ出力が有効になっていれば、
xinetd
は下記の形式で 1 行のログエントリを生成する
(全てのエントリには、最初にタイムスタンプがつく)。
- 
entry: service-id data
 
data
は
entry
に依存する。
entry
には以下のものがある。
- 
- START
 - 
サーバが起動されたときに生成される
 - EXIT
 - 
サーバが終了したときに生成される
 - FAIL
 - 
サーバを起動できなかったときに生成される
 - DATA
 - 
サーバの起動に失敗し、サービスが
RECORD
ログオプションをサポートしているときに生成される
 - USERID
 - 
USERID
ログオプションが指定されていれば生成される
 - NOID
 - 
USERID
ログオプションと
IDONLY
サービスフラグが指定されていて、
かつ相手側ホストが誰がサービスにアクセスしようとしているかを
識別できなかった場合に生成される
 
 
適切なログオプションを使用している場合に、角括弧の内側に現れる
情報について以下に述べる。
START
エントリでは次の形式である。
- 
START: service-id [pid=%d] [from=%d.%d.%d.%d]
 
EXIT 
エントリでは次の形式である。
- 
EXIT: service-id [type=%d] [pid=%d] [duration=%d(sec)]
 
type
は
status
と
signal
のどちらかである。
数値は、終了ステータスか、プロセスを終了させたシグナル番号のどちらかである。
FAIL
エントリは以下の形式である。
- 
FAIL: service-id reason [from=%d.%d.%d.%d]
 
reasons
には以下のものがある。
- 
- fork
 - 
ある連続した回数、フォークに失敗した(回数は設定可能なパラメータである)。
 - time
 - 
時間チェックに失敗した
 - address
 - 
アドレスチェックに失敗した
 - service_limit
 - 
そのサービスに対する同時サービス数(instances)の制限を越えた
 - process_limit
 - 
フォークしたプロセス数が制限を越えた
 
 
DATA
エントリは以下の形式である。
- 
DATA: service-id data
 
ログ出力される
data
はサービスに依存する。
- 
- login
 - 
remote_user=%s local_user=%s tty=%s
 - exec
 - 
remote_user=%s verify=status command=%s
status
には以下のものがある。
- 
- ok
 - 
パスワードは正しかった
 - failed
 - 
パスワードが正しくなかった
 - baduser
 - 
そのようなユーザは存在しない
 
 
 - shell
 - 
remote_user=%s local_user=%s command=%s
 - finger
 - 
受け取った文字列
または
空行
 
 
USERID
は以下の形式である。
- 
USERID: service-id text
 
text
は相手側ホストの ident デーモンからの返事のうち、ポート番号を除いたもの
である(ポート番号は返事に含まれている)。
NOID
は以下の形式である。
- 
NOID: service-id IP-address reason 
 
 
関連項目
xinetd(1),
xinetd.conf(5)
 Index
- 名前
 - 
 - 説明
 - 
 - 関連項目
 - 
 
This document was created by
man2html,
using the manual pages.
Time: 04:33:03 GMT, November 19, 2007