いつものように PRB の alert mail は No.15 のが抜けていたりする。
LiF の PLD plume の OES。Li 線の Stark 広がりで ne の評価…って
やたら密度高い気がするけどほんまかいな。
温度は Li I の 610.3, 460.2, 413.2 nm の線の熱平衡条件から。
ほんとに平衡として良いのか?…とか、いろいろツッコミどころはあるが。
noodle-like というのは、だいたい 1um 弱くらいの幅の
valley がウネウネと走っている構造。
Fe 膜などを着けた Si 基板を王水とかに漬けるとできるらしい。
この構造は面内異方性を持つのだが、その起源は良くわからん。
その異方性の方向に応じて保持力が異るよ、という話。
ドメインの大きさなどから考えるともっともらしくはある。
つかこのくらいの大きさの構造ならリソでも書けそうだよな。
各種 Sn 系ハンダへの Cu foil の溶け込みを評価した話。
Cu6Sn5 層の grain の大きさがキーなのだ、という主張。
TEM 観察。ミスマッチのせいで回転があるのと、
あと Ga/N の polarity が反転してるドメインについて諸々。
ポリカーボ基板上に buffer として ZnO をスパッタ、
そんで硝酸亜鉛水溶液で rod 成長。
その後 H2 プラズマ処理をすると PL が上がり、n 型伝導性を示す、
でもアニールするともとに戻る、ということらしい。XPS のデータもあるが、
これは特に結果を良く説明するものではない。
有機発光デバイスの top 電極として、
対向ターゲットで着けた ITO 膜が良いですよ、という話。
scaling model の routhness exponent が local な領域と global な領域で異る、
いわゆる anomorous scaling surface がどのように発生するかについて
理論的に考察した論文。このようになるのは通常の noise term だけではだめで、
slope の二乗平均が時間と共に変化する量である必要がある。
では slope の時間変化を支配するスケール性はどうなっとるんじゃ、
というのを追ったお話。
Ag (111) 面上の多段 island の anneal による shrinkage が、
最上段のサイズが特定の大きさのときに (拡散モデルで予想されるよりも)
遅くなる、という現象が、量子サイズ効果によって説明できるよ、という話。
いまのところは、そのときの島の直径が λF (1/4+n/2) になっている、
という結果だけだけど。
純度の高い Bi, graphite の c 軸に沿って磁場をかけると、
低温でのρxx が M-I 転移のような現象を見せるのを、理論的に考察した話。
electron-phonon の散乱時間・熱エネルギー・電子のサイクロトロンエネルギー
で領域を説明できる、ということのようだけど。
@
modelling of ferroelectric domain switch by AFM:
アモルファス膜をイオン照射したときの応力の起源というのは確かに不思議ではある。
ここでは 1.8MeV の Kr+、やっぱり compressive になるらしい。
MD の結果と合わせていろいろ議論してる。
Frenkel-pair 型の欠陥導入、塑性流動、void 回りの bonding が強くなるから、
などなど。
これは本当にタイトルで拾ってみただけ。
SAW で。まあ stoicheometric な方が固い。過去の nanoindentation の結果との比較も。
2x8 構造の島からなる表面に H を暴露すると島のサイズ分布が変化することから、
この構造は Cu が下に潜って Si が浮きあがっているのではないか、という提案。
そういえば (111) での pseudo 5x5 って
最近ちゃんと調べてないけどどうなってるんだろか。
LEED+ex-situ な TEM。Tong 先生。wurzite の GaN 上の成長の話。
Si+ のインプラで作った nc の HRTEM 観察。10nm 以上のやつはだいたい coalescence
でできていて、{111} facet で合体しているらしい、とのこと。
これも Tong 先生のグループ。 "Frozen"-LEED だそうな。
Tensor LEED の逆行列計算を omit する方法らしい。
60 refs。2x1, 2x2, 4x2 各構造の tight-binding 計算と STS の比較考察。