なかのにっき

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2023年08月17日(木) [n年日記]

#1 近況報告

昨日まで採点と登録をして、今日は授業評価アンケートを見てちょっと凹んだあとに講評とセルフレビューを書いた。まあ来年までに改善しよう。ことしの人はすみませんでした…

#2 [labo] MFC 制御プログラム (1)

ひさびさに作業ログの記録をしてみるなど。 もとは MgO の絶縁破壊測定 に使っていた Contec の AIO-160802AY-USB を、MFC コントローラのコントロールに使ってみましょう、という試み。 まだ現行品だったんだな…

関連ソフトのダウンロードとか:

Windows版高機能アナログ入出力ドライバ API-AIO(WDM) 開発環境(フルセット) Ver. 8.01 をダウンロード(要ユーザ登録&ログイン)、zip は研究室 Temas の雑談スレッドのファイルに老いた。

これを開いて INF\WDM\Aio_forWin10 の setup を実行するとドライバがインストールされる。 USB を繋いでみてデバイスマネージャで接続を確認。 AIO AIO-160802AY-USB のプロパティ→共通設定に、デバイス名の設定がある。デフォルトのままの AIO000 を使うことにした(あとで制御プログラムから Initialize するときにこれで呼ぶ)。

次いで APIPAC\AioWdm\Disk1 の setup.exe を実行。スタートメニューに というアタマの悪そうなサブメニューがふたつできた。

Visual Studio は Community 版をインストール。今回は VB じゃなくて C# でやってみる所存。

プロジェクト作成:

新規プロジェクト→Windows フォームアプリケーション (.NET Framework) (C# 版)

を選ぶ。プロジェクト名は AIOforMFC にした。場所は OneDrive 直下の Project フォルダにした。

デバイス認識まで:

参考 このへん

C:\Users\Public\Documents\CONTEC\API-TOOL\AIOWDM\Sample\VC#\DotNetFramework4\ 以下のソースファイルのフォルダにある CaioCs.cs をコピーして プロジェクトのフォルダに置く。

VS の [プロジェクト]−[既存項目の追加] から CaioCs.cs を追加、 VS のソリューションエクスプローラーを開いて確認。ここでどうやら Form1.cs に
using CaioCs;
は自動的に追加された模様。

ついで public partial class Form1 : Form の先頭に
Caio aio = new Caio();
を追加。

Form1.cs のデザイン画面から Form1 をダブルクリックすると Form1_Load() が追加されたので、そこに
Int Ref;
short AioId;
Ref = aio.Init("AIO000", out AioId);
を追加。

ビルドしてみたら CS0227 のエラーが出たので こちら を参考に [プロジェクト]→[AIOforMFC のプロパティ] を開き、「ビルド」から「アンセーフコードの許可」にチェック。 C# でポインタを使う場合は class や関数に unsafe という修飾子をつける必要があるそうで、それをビルドするときに必要な対処らしい。ふーん。

以上でひとまずビルドが通って実行できたので、以下次号とする。
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2023年08月18日(金) [n年日記]

#1 メール整理

やっと inbox の中身を y2022 に追い出した。各社のメルマガもザクザク配信停止。

#2 jvss 申込

佐藤くん・倉田くんの申込み処理。今回のセッションの英語率はどのくらいになるんだろう。

#3 MFC 制御プログラム (2)

電圧出力の ramp up/keep/down/keep のルーチンを書いた。 MFC コントローラの SP-833A は 0〜5V を制御入力にも出力にも使っているので、対応は簡単そう。 あとは UI の設計と数値の調整ですかね。

しかし大丈夫かな…と思うのは、
  1. AIO-160802AY-USB は USB 接続直後に AO 端子に -10 V を出しちゃうので(うへー)、このまま SP-833A に繋いじゃうと壊しちゃうのでは。起動時デフォルトはリレー off にしといてほしいが。スイッチかプラグ入れないと駄目かなあ。
  2. aio.SingleAoEx で 3.5〜5V を 0.01 V / 100 msec でスイープすると、上りは 4.2 V くらいで、下りは 3.8 V くらいでテスターの出力が一瞬 0.0 になる。バッファの問題?
ひとつめの問題は仕様がアレだと思うけどなあ。-10〜10V で DA コンバータの digital 値が -10 V だから、つうことなんだろうが、さすがにナニでは… 0〜5 V のクランプ回路つくるかなあ。めんどくさいけど… 5V とってくるのが一番めんどくさいな。

(0820 追記) 問題 2 はテスタのオートレンジの切り替わりだった(笑)
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2023年08月21日(月) [n年日記]

#1 MFC 制御プログラム (3)

バグ取り。レジストリの書き込み・読み出しあたり、 ちょっと自分の理解が間違っていたが、できたような気がする。 あとはケーブルをつくる。電圧の clip はいるだろうなあ…

#2 film/uhvsp の bookworm 化

夏休みの宿題その2。wheezy のまま放置していたので(LAN の中とはいえ…)、ssd に入れ替えてクリーンインストール。まず film から。

netboot.tar.gz で無事にインストールできたが、最初古いバージョンを持ってきてしまって grub-install のところで刺さった。相変わらずアホである。 tasksel では desktop/gnome を外し、ssh-server を選択。
  1. inetutils-telnetd を入れ /etc/inetd.conf を編集して通信路を確保
  2. /etc/locale.gen を編集して locale-gen を実行、また localectl set-locale LANG=C を実行
  3. /etc/network/interfaces を編集して static に
  4. /etc/hosts を編集。
  5. lv, psutils, psmisc, net-tools などをインストール
  6. apt install nfs-common して /etc/fsta 書き変えて /home のマウントを確認
  7. /etc/sysctl.d/ipv6.conf を置いて ipv6 を disable
  8. apt install libpam-ldapd libnss-ldapd をインストール、600 の /etc/ldap.secret を設置、/etc/nslcd.conf と /etc/nsswitch.conf を既存ファイルにあわせて編集、再起動したらユーザが見えるようになった。
  9. ~/.ssh/ がマウントできたので、ssh は普通につながった(known_hosts のリセットは必要)
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2023年08月22日(火) [n年日記]

#1 MFC 制御プログラム (4)

だいたい完成したので本体に接続してテスト、まああたりまえだけどちゃんと動いた。ドキュメントを書いて、信号電圧のクリップのための箱を高城さんにお伺い。実際のユーザになる皆さんへのレクチャは明日。

でもまあ、0-5V ならラズパイの方が簡単だったかな…という気もしている。 ui が簡単に書ける環境はあるのかなあ。

#2 某件

返信した。

#3 uhvsp

SSD 換装して bookworm の bootp インストーラを走らせ、 こちら と同様のプロセスで slogin できるまで。
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2023年08月23日(水) [n年日記]

#1 film / uhvsp の bookworm 化

だいたいできた? ssh 通信をしたとき、~/.ssh/authorized_keys に ed25519 だけじゃなくて ecdsa や rsa(!) のホストキーも自動登録されちゃうのが嫌だったんだけど、ssh_config を見て ~/.ssh/config に
UpdateHostKeys no
を足したら、鍵のあるホストに対する他の鍵の自動追加はされなくなった。

ついでに
HashKnownHosts no
もしておいた。

その後の処理:

kc_tek40xx を enable した gnuplot-nox のビルド:

bakeplot.pl でのグラフ化は gnuplot の kc_tek40xx を使っていたので、これを含むように gnuplot を再ビルド。 以前の記録 をベースに以下のように fsserv でビルドした。 最後のアクションはこちらを参考。
Ubuntu・Debianでパッケージのバージョンアップを「保留」する方法【apt-mark】

あと、もとのスクリプトは gnuplot に
set timefmt x "%m-%d_%H:%M:%S"
を使っていたが、x があると駄目なように変わったみたいなのでこれを削除。 たぶん動くかな?

プログラムの再ビルド:

m431hg, bakelog, sqm などのコマンドが動かなかったので、各ホストで apt install build-essential して、それぞれ make して install。dialout グループにユーザを追加。

リビルドしないで実行しようとしたら、"command not found" というエラーになった。strace してみたけど、同じメッセージだった。まあ深追いしてもしょうがないけど、どういう事情なのかしら?
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2023年08月30日(水) [n年日記]

#1 HfN 成膜

ひさしぶり。Ar 0.60 Pa, 200 W。 N2 3.0 sccm 追加で 0.65 Pa になったから大丈夫だと思うけど、 プラズマにはあんまり窒素色が出ていない気がする。

まあ 2h。目を離していたらシャッターを曲げられた。うー。

途中で消えたとのこと。ふむう。 見にいったら、垂直軸が逆にずれていたので、再校正した。はて? 無事に再点火したので、-5+10 分となるように追加デポをお願いした。

GDS2204 の垂直軸校正:

マニュアルの P151。 なぜか 0 V 入力での値が 1DIV 上に出ていたので、この作業をしたらなおった。 これいつからだろう… 最初 O くんと M くんにレクチャしたときは出てなかったと思うが。 直近だったらいいんだけど…

extinction のときに確認したら、こんどは逆にずれていた。うーむ? もういちど校正して戻した。
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以上、6 日分です。
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中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
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