ベーキングの終了待ちに拾うだけ。読むのは明日。
Si (100) 基板に 2mTorr でスパッタ (T-S 6cm、rate=0.4nm/s) した Mo 膜の応力を
substrate curvatureから測った話。回転基板ホルダの上に置いたやつで、
移動方向とそうでない方向とで面内でも異方性がある、という式で。
移動方向の方が強くなるらしい。SEM で見ても、確かに回転方向に異方性がある。
おもしろい。
あとは膜厚と応力の関係から、応力の depth profile とかを出している。
成長と絡めて議論できるとまあ面白いのだろうけど。
ref1-3 が review。MRS Bulletin の 2002 年 1 月号は自分の書棚ではちょうど欠損していた…
Zn ターゲットからの反応性スパッタ、圧力は 0.2〜0.5 Pa、T-S は 60mm。
8" の円形ターゲットの中心軸を通るように幅 2mm 高さ 15〜35mmの仕切り ("blind")
を立て、斜め入射させて c 軸を傾けた話。shear モードが励起されるのでは、
というのが motivation らしい。
これでは平均の入射角と軸の傾きがほぼ等しい、という結果になっている模様。
傾けると FBAR で使ったときのカップリング定数が下がる…
ということで、すぐに performance には効く、ということではないみたい。
Ru の傾斜スパッタ。基板は p型 Si(100)、ターゲットは 3"、T-S は 18 cm で圧力
は 2mTorr。基板は tilt するのだが、法線を回転軸として 〜30rpm くらいで回転。
SEM, TEM, XRD, pole figure。
oblique が 85 度に対して column の傾きは 46度。いわゆる tangent 2 倍のルールでは説明できないが。
Ar, N の flow は一定にしておいて、O を on/off するプロセス。
酸素は 0/4 sccm。ターゲットは 2"、Ar は 0.3 Pa、全圧は 1.1〜1.6 Pa。
0.2A の定電流で 380〜470 V くらい。O on/off の period は 25sec、
duty を 0〜50% に変えて、deporate、transmittance、RBS で組成、
XRD…はなにやらわからんな(笑)、あと indentation。
GaSb のスパッタエッチングによる表面形態の変化。
semiconductor だと normal incidence で 100nm くらい (エネルギーに依存)
の dot 構造ができる
(target を回転させると off-normal でもできる) のだとか。
このへんの理論モデルは ref10 とか。ここでは入射角を 0〜50度と変えて
dot to ripple の遷移を見ている。
だいたい 20 度くらいで ripple に。ただ波数ベクトルが入射面と直交、
これは Bradley & Harper のモデルとは逆。でも金属でない場合にはよくあるんだそうな。ふーん。不純物の効果とか、アニールで再結晶可能かどうかなどについての議論も。
Dew 先生の。
0211 glass や Si (100) の上に 50 nm の Cu をスパッタ、
1.2keV の Ar+ を 82度で入射してエッチング、ripple ができるとの話。
中途を SEM で取って、image をフーリエ解析。
wire かどうかについては、うーんどうなんだろうか。
digital な simulation で幅と diffusion length (jump rate と言ってるけど)
との相関も。
標記関数が膜の clustering などの評価に良い、ということらしい。
入射エネルギーの違う 2ML の Co 膜に適用して
scaling fit のようなことをしているけど、
正直どうかな、まだ成長ダイナミクスと絡めた議論ができているとは思えない。
porus Si への化学修飾が表面に留まっているか内部に浸透しているかを
XPS の depth profile で見た話。アミノプロピルトリエトキシシラン、
トリエチルアミンなど。bio 系を意識した話らしい。
両方とも浸透してる、という結果。
Si powder からの蒸着で圧力を 2.7〜4.0E-3 Pa 程度にしておき、
成膜速度で組成 x を調整するというなかなか斬新なl preparation。
その後 Ar 雰囲気で 1000 度アニールを 5-40 min。
flat な n 型 Si 上に付けて MOS 特性、
あと尖らせた Si 上に付けて field emission 特性。
いわゆる ballistic emission あたりのモデルの話も。
PowerPoint から横長に印刷しようとすると、どうもうまいこといかない。
ロール紙の幅が 900mm なので、例えば A4 横で作ったスライドを
900×630 とかにしたいのだが、PowerPoint の段階で、
自動的に 90 度回転した印刷モードになってしまい元に戻せないのが原因の模様。
1.2E-3 Pa で高値安定、やはりリークか。
水冷ラインに He を流したら BA の読みが急下、
おそらくここからのリークで感度係数の違いによるものだろう。
加熱 OFF、QIG つけたらやはり He がほとんど。
各所の表面につけた温度計は 150 ℃を越えていないから、
やはり問題だな…申し訳ないがまた VP に連絡するか。
あーそうか、従来のガンからエラストマーをメタルリングに交換しただけだとすると、
上のプレートが Cu なんだな。これが 150℃まではもたないんだろう。
SUS で作り変えてもらえば良いか。
熱伝導的にナニなら中途に In かなんかを潰して入れる感じで。
というわけでリークが確定したので分圧計の自動記録が必要になり、
やっと重い腰を上げる。つうか
5/31
から放置スギだったのか…
えっと、まとめとしては
sudo modprobe cp4301
sudo /usr/bin/dpg0101 -q -s 4301
でインターフェースのドライバを組込む。
あとは
こんなソース
を
こんな Makefile
で make して実行すれば良い。
機器固有の謎な sleep が入っているが、あまり気にしない方向で。
なぜか返ってくる文字列には、末尾に余分な ",0" が付くが、
これも気にしない方向で。