なかのにっき

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2025年12月11日(木) [n年日記]

#1 Dell ノート

Dell 14、amd 版 16GB。シュルズ先生の PC はボチボチ返すべきだし、 BF セールで安かったのでひとつ調達した。

起動後の国/地域選択画面で Shift-F10 を押し、 PRE oobe\BypassNRO.cmd /PRE を実行してローカルアカウントを作成した。

プリインストールされている McAfee と MS365 試用版をアンインストール。
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2025年12月10日(水) [n年日記]

#1 ノート PC の Win10→11

全部上げたと思ったらまだ残っていた。ネットから落としてくる系のアップデートが悉くダメで苦戦。
  1. Windows Update には 11 への更新のメニューが出ない。
  2. Windows 11 インストールアシスタントを こちら からダウンロードして実行したが、「ステップ 1/3」のダウンロードが一切進行せず、「問題が発生しました」と言われて死ぬ。接続を wifi、別の wifi、有線と切り替えたが駄目
  3. Windows 11 ISO 上記ページの下のほうから iso を落とし、ノート PC でマウントして setup.exe を実行。こちらも「更新プログラムをダウンロードしています」が一切進行せずに死。
  4. ということで更新プログラムのダウンロードを skip。情報は Note:Windows 11 アップデート時の鬼門、「46%の壁」を越える方法。 より、
    1. 46%・・・の画面を、「×」で閉じる。→クリーンアップがはじまる。遅いPCだと、数十分処理にかかる場合あり。
    2. その後、念のため、再起動をおすすめ。
    3. 再度、ISOファイルをマウントし、Setupファイルを起動。
    4. <重要>「Windows 11のインストール」画面で、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリック
    5. 「今は実行しない」
    以上。これで、46%の壁に阻まれていたPC全てが、無事、Windows11 かつ、今日現在最新バージョンの「25H2」へアップデートできた。
    だそうなのでこのように実施。
「Windows 11 をインストールしています」の画面となり、% からは徐々に進行しているように見える。

一応更新された。そこで Windows Update をかけると、25H2 の累積更新が、やっぱりなかなかダウンロードされてこないな…
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2025年12月09日(火) [n年日記]

#1 migrate の backup disk

今日来たら夜の cron job での daily backup はできていたっぽいんだが、 どうも /opt の使用容量が時間とともにズルズル増え、15 時には 10TB の disk が 97% に(!)なっていた。

プロセスとしては vacuum→migrate の rsync がまだ動いていて、何やら転送が続いていた模様。どうも vacuum:/opt に、他のホストをバックアップした領域があって、そこにあった dev に vacuum の /dev が接続されちゃっていて、そこからズルズルなにかが転送され続けていた…ような気がする。rsync プロセスを止めて停止。

東芝 10TB は btrfs でフォーマットしなおして、各ホストからのバックアッププロセスを手動で動かしたらそれは完了。ふーむ。

full になった旧 /opt のディスクを /mnt にマウントしたら、なんと 97% だった usgae が 42% になっていた。えー。

ということで旧 disk を /opt にマウントしなおした。10TB の disk いらんかったんか? 3 万円…
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2025年12月08日(月) [n年日記]

#1 migrate の backup disk 更新

/opt の usage が 97% になって daily のバックアップができなくなっていた。 なんかいっぱいになるのが早い気もするが…

買った disk を接続して再起動、その後のコマンドヒストリはこんな。
  501  sudo dmesg|lv
  502  sudo gdisk /dev/sdb
  503  ls -l /dev/disk/by-uuid/
  504  sudo mkfs.btrfs /dev/sdb1
  505  ls -l /dev/disk/by-uuid/
  506  sudo vi /etc/fstab
  507  sudo mount /opt/
  508  sudo systemctl daemon-reload
  509  sudo mount /opt/
  510  ls /opt/
  511  df
  512  sudo btrfs subvolume create /opt/backup
  515  lv /etc/rsyncd.conf
  516  cd /opt/backup/
  517  sudo mkdir fsserv
  518  sudo mkdir film
  519  sudo mkdir uhvsp
  520  sudo mkdir vacuum
  521  cd ..
  522  sudo btrfs subvolume create /opt/home
  523  lv /usr/local/sbin/snap-btrfs
  525  sync
  526  df
502 では sdb1 を full、8300 で作成、506 では /opt の UUID を編集。
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2025年12月07日() [n年日記]

#1 R6144 の python 制御 (Windows)

最初は TR6143 を使うつもりだったんだけど、棚を物色してたら 昨年度退職された齋藤洋司先生から軽量の Advantest R6144 を譲っていただいてたのが見付かったので方針転換。

ポテンショスタットへの基準電圧供給をプログラム制御したいということで、 mV 単位で電圧発生できるバイポーラ電源を物色していたのだけれど、 なかなかよいものがなく、こちらに登場いただくこととなった。 GPIB 接続(!) なので、いまどきの USB-Serial に比べるとちと面倒。 あと、まだ SCPI の時代じゃなかったのでコマンド調べるのにマニュアルの熟読が必要。

まあ Keysight VISA + python は 去年やった ので、そこそこ土地勘はあるところ。

ちなみに TR6143 は 13 年前に C で制御プログラムを書いてた( このへん )。すっかり忘れてた。

python のインストール:

自分の PC も Win11 にしてから入れてなかったので改めて。 anaconda は環境が重いので、python.org のバイナリを入れる。いまは Windows Store から Python Install Manager を入れるのが推奨のようなのでそうする。

ダウンロードして実行。
Welcome to the Python installation manager configuration helper.

********************************************************************************

Windows is not configured to allow paths longer than 260 characters.

Python and some other apps can exceed this limit, but it requires changing a
system-wide setting, which may need an administrator to approve, and will
require a reboot. Some packages may fail to install without long path support
enabled.
Update setting now? [y/N]
に対して Y と入力。これは admin 権限がいる。リブートが必要と書いてあるけどしなかった気が(したかな?)
********************************************************************************

The global shortcuts directory is not configured.

Configuring this enables commands like python3.14.exe to run from your
terminal, but is not needed for the python or py commands (for example, py
-V:3.14).

We can add the directory (C:\Users\nakano\AppData\Local\Python\bin) to PATH
now, but you will need to restart your terminal to use it. The entry will be
removed if you run py uninstall --purge, or else you can remove it manually when
uninstalling Python.
Add commands directory to your PATH now? [y/N]
********************************************************************************

You do not have the latest Python runtime.

Install the current latest version of CPython? If not, you can use 'py install
default' later to install.

Install CPython now? [Y/n]
にもそれぞれ Y と入力。

最後に
view online help? [y/N]
が出たので Y と答えたら、 4. Using Python on Windows が表示された。

コマンドプロンプト(自分は Windows Terminal から)を開いて
C:\Users\nakano>python3 --version
Python 3.14.2
と出たので、これでインストールは完了した模様。らくちん。
C:\Users\nakano> python3 -i 
も動いた。

パッケージのインストール:

とりあえず pyvisa を入れてみようと思ったが、
C:\Users\nakano>pip install pyvisa
'pip' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
となる。ChatGPT さんに聞いてみたら、いまの公式推奨は python3 -m pip で使う方式らしいのでそうする。
C:\Users\nakano>python3 -m pip install pyvisa
Collecting pyvisa
  Downloading pyvisa-1.15.0-py3-none-any.whl.metadata (7.1 kB)
Collecting typing_extensions>=4.0.0 (from pyvisa)
  Downloading typing_extensions-4.15.0-py3-none-any.whl.metadata (3.3 kB)
Downloading pyvisa-1.15.0-py3-none-any.whl (179 kB)
Downloading typing_extensions-4.15.0-py3-none-any.whl (44 kB)
Installing collected packages: typing_extensions, pyvisa
[....]
WARNING: The scripts pyvisa-info.exe and pyvisa-shell.exe are installed in 'C:\Users\nakano\AppData\Local\Python\pythoncore-3.14-64\Scripts' which is not on PATH.
  Consider adding this directory to PATH or, if you prefer to suppress this warning, use --no-warn-script-location.
Successfully installed pyvisa-1.15.0 typing_extensions-4.15.0
ということで PATH 絡みの警告は出たけど大丈夫っぽい。

Keysight IO library suite のインストール:

以前やったようにKeysight IO ライブラリ・スイート のページ下部の Download Windows x64 IOLS より。ダウンロードした 2025 Update1 の IOLibrariesSuite-21.2.207-windows-x64.exe は研究室の samba フォルダ
U:\common\archive\WinDriver
に置いておいた。これもインストールには PC の admin 権限がいる。

インストール完了後、 スタートメニューに登場した Keysight Connection Expert を起動し、PC を 82357A を介して R6144 に接続すると、以下のような画面になって無事接続できた模様。
KCE-R6144 connection
GPIB0::1::INSTR は TR6143 を接続したときの残骸。

Visual Studio Code:

WSL からは普通に呼んでいたので入っているのかと思ったんだが、スタートメニューから呼べなかったので MS Store からインストール。しかしこれもスタートメニューに登場しなかったので、いっぺん 設定>アプリ からアンインストールし、 公式 からダウンロードして入れたら大丈夫になった。x64-1.106.3。

python の R6144 通信のテスト:

ということで ~/project/R6144py を掘ってそちらに。研究室からは U:\nakano\project\R6144py\ として見えるはず。 R6144 のマニュアルは こちら(研究室内部からのみ閲覧可)

コマンドラインから電圧文字列を受けとって、3 秒出力する python スクリプトを書いた。ソースはこんな感じ。
import pyvisa
import sys
from time import sleep

class R6144:
    def __init__(self, rm, visaId):
        try:
            self.R6144 = rm.open_resource(visaId)    #R6144
        except:
            print("Cannot connect to R6144")
            while True:
                key = input("Press Enter to exit.")
                if not key:
                    break
            sys.exit()
        print("R6144 is ready for Voltage Output Op.")

    def sendcmd(self, cmdstr):
        self.R6144.write(cmdstr)

def VoltStr(arg1):
    if arg1[0] not in "+-":
        print("Error: argument must start with + or -")
        sys.exit(1)
    try:
        value = float(arg1)
    except ValueError:
        print("Error: invalid numeric value")
        sys.exit(1) 
    if not -2.0 <= value <= 2.0:
        print("Error: value out of range (-2 to +2)")
        sys.exit(1) 
    return format(value, "+.3f")

if len(sys.argv) < 2:
    print("Usage: python3 R6144.py [+|-] volt_val")
    sys.exit(1)

vout = VoltStr(sys.argv[1])

print(vout)

rm = pyvisa.ResourceManager()
r6144 = R6144(rm, 'GPIB0::10::INSTR')

r6144.sendcmd(f"V5 D{vout}V") # V5 can output -16 ~ +16 V

r6144.sendcmd("E")
sleep(3)
r6144.sendcmd("H")
R6144.py として置いておいた。

このあとは、電圧を発生させたあと USB リレー で WE への接続を ON にし、ポテンショスタットからの電流シグナル(-10mA~10mA を -1.0~+1.0 V で出力)をマルチメータで読んで積分し、設定電荷量になったらリレーを切り、電源を停止、というのを書けばよさそう。

ひとまず今日はこのへんで。
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以上、5 日分です。
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中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
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