CHDIR
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2007-07-26
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名前
chdir, fchdir - 作業ディレクトリの変更
書式
#include <unistd.h>
int chdir(const char *path);
int fchdir(int fd);
glibc 向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7)
参照):
fchdir():
_BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 500
説明
chdir()
は、呼び出し元プロセスの現在の作業ディレクトリ (current working directory) を、
path
に指定されたディレクトリに変更する。
fchdir()
は、ディレクトリがオープンされたファイル・ディスクリプターとして
指定される以外は、
chdir()
と同じである。
返り値
成功すると、0 を返す。失敗すると、-1 を返し、
errno
に適切な値をセットする。
エラー
ファイルシステムによっては他のエラーが返される事がある。
chdir()
で一般的なエラーを以下に挙げる:
- EACCES
-
path
の構成要素のいずれかに検索許可 (search permission) がない
(path_resolution(7)
も参照すること)。
- EFAULT
-
割り当てられたアドレス空間外を
path
が指している。
- EIO
-
I/O エラーが発生した。
- ELOOP
-
path
を解決する際に遭遇したシンボリック・リンクが多過ぎる。
- ENAMETOOLONG
-
path
が長過ぎる。
- ENOENT
-
そのディレクトリは存在しない。
- ENOMEM
-
カーネルに十分なメモリがない。
- ENOTDIR
-
path
の構成要素がディレクトリではない。
fchdir()
で一般的なエラーを以下に挙げる:
- EACCES
-
fd
をディレクトリとしてオープンするための検索許可がない。
- EBADF
-
fd
が適切なファイル・ディスクリプターでない。
準拠
SVr4, 4.4BSD, POSIX.1-2001.
注意
現在の作業ディレクトリは、相対パス名 ('/' で始まっていないパス名) を
解釈する際の開始点である。
fork(2)
で作成された子プロセスは、親プロセスの現在の作業ディレクトリを
継承する。
execve(2)
の前後で、現在の作業ディレクトリは変更されない。
fchdir()
のプロトタイプが有効になるのは、
_BSD_SOURCE
を定義した場合か、
_XOPEN_SOURCE
を値 500 で定義した場合のみである。
関連項目
chroot(2),
getcwd(3),
path_resolution(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 注意
-
- 関連項目
-
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Time: 04:31:34 GMT, November 19, 2007