PTSNAME
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2004-12-17
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名前
ptsname, ptsname_r - スレーブ擬似端末の名前を取得する
書式
#define _XOPEN_SOURCE
#include <stdlib.h>
char *ptsname(int fd);
#define _GNU_SOURCE
#include <stdlib.h>
char *ptsname_r(int fd, char *buf, size_t buflen);
説明
ptsname()
関数は
fd
で参照されるマスタ擬似端末 (pts) デバイスに対応する
スレーブ擬似端末デバイスの名前を返す。
ptsname_r()
関数は
ptsname()
のリエントラントなバージョンである。
この関数は、スレーブ疑似端末デバイスの名前を、
NULL で終端された文字列の形で
buf
で指定されたバッファに格納して返す。
buflen
引き数には
buf
のバイト数を指定する。
返り値
成功の場合、
ptsname()
は静的記憶領域の文字列へのポインタを返す。
この記憶領域はこの後の
ptsname()
の呼び出しで上書きされる。
このポインタを free してはいけない。
エラーの場合は NULL ポインタを返す。
成功の場合、
ptsname_r()
は 0 を返す。
エラーの場合、0 以外の値を返し、
errno
をエラーを示す値に設定する。
エラー
- EINVAL
-
(ptsname_r()
のみ)
buf
が NULL である。
- ENOTTY
-
fd
がマスタ疑似端末デバイスを参照していない。
- ERANGE
-
(ptsname_r()
のみ)
buf
が小さすぎる。
準拠
ptsname()
は Unix98 疑似端末仕様の一部である
(pts(4)
を参照のこと)。この関数は POSIX.1-2001 で規定されている。
ptsname_r()
は Linux による拡張である。
この関数についての記載があるものとして Tru64 と HP-UX があるが、
これらの OS での実装ではエラーの場合 -1 を返し、
errno
にエラーを示す値を設定する。
移植を考慮したプログラムではこの関数の使用は避けること。
関連項目
grantpt(3),
posix_openpt(3),
ttyname(3),
unlockpt(3),
pts(4),
feature_test_macros(7),
pty(7)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 関連項目
-
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Time: 04:31:56 GMT, November 19, 2007