#include <dirent.h> int scandir(const char *dir, struct dirent ***namelist,
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
scandir(),
alphasort():
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
versionsort():
_GNU_SOURCE
比較関数 compar() には alphasort() 関数と versionsort() 関数を使うことができる。 alphasort() は strcoll(3) を用いてディレクトリエントリをソートし、 versionsort() は文字列 (*a)->d_name と (*b)->d_name に対して strverscmp(3) を用いる。
関数 alphasort() と versionsort() は 1 番目の引き数が 2 番目の引き数に対して、 [小さい/等しい/大きい] かに応じて、0 より [小さい/等しい/大きい] 値を返す。
関数 scandir() と alphasort() は 4.3BSD から取り入れられ、Linux では libc4 から使用可能になった。 libc4 と libc5 では以下のようなもっと詳細なプロトタイプを使っている。
int alphasort(const struct dirent ** a, const struct dirent **b);
しかし glibc 2.0 では不正確な BSD のプロトタイプに戻った。
関数 versionsort() は GNU の拡張であり、glibc 2.1 以降で使用可能である。
glibc 2.1 以降では alphasort() は strcoll(3) を呼び出す。 alphasort() は以前は strcmp(3) を使っていた。
#define _SVID_SOURCE /* カレントディレクトリのファイルを逆順に出力する */ #include <dirent.h> int main(void) { struct dirent **namelist; int n; n = scandir(".", &namelist, 0, alphasort); if (n < 0) perror("scandir"); else { while (n--) { printf("%s\n", namelist[n]->d_name); free(namelist[n]); } free(namelist); } }