なかのにっき

最新版はこちら。 突っ込みは各日付の BBS エントリのほか、 メール (nakano@st.seikei.ac.jp) や フォーム からどうぞ。 なおスパム除けのため、BBS 機能には 緩い認証を入れて います。 検索エンジンから来た方は、エンジンの方のキャッシュを見るか、 下の簡易検索を試してみてください。


hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5

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2025年09月15日(月) [n年日記]

#1 バックアップ関係情報まとめ

日記に書くものか、という気もするが。 特にコメントなく書いてあるのは /etc/crontab のエントリ。

surf:

fsserv から ssh forward したポートを使って
15 3  * * *     root    /usr/local/sbin/backup2fsserv

acserv, eeserv:

それぞれ /etc/rsyncd.conf を設定してあって、fsserv から以下のタイミングで取得。
55 4  * * *     root    /usr/local/sbin/backup-webservers

fsserv:

研究室のネットワーク外にある各ホスト (surf, acserv, eeserv) と migrate のバックアップ引き受け先。 /opt に btrfs を作ってマウントしたのち、
btrfs subvolume create /opt/backup
btrfs subvolume create /opt/snapshot
する。
50 23 * * *     root    /usr/local/sbin/snap-btrfs
の中身は
#!/bin/sh

SRCDIR=/opt/backup
DUMPDIR=/opt/snapshots

TODAY=$(date +%Y/%m/%d)
DSTDIR=$DUMPDIR/$TODAY

PARENT=$(dirname "$DSTDIR")
mkdir -p $PARENT

/bin/btrfs filesystem sync $SRCDIR
/bin/btrfs subvolume snapshot -r $SRCDIR $DSTDIR
という感じで。

自分自身のバックアップは
15 4  * * *     root    /usr/local/sbin/backup2migrate
で送る。

migrate:

研究室のネットワークにある各ホスト (film, uhvsp, vacuum, fsserv) のバックアップ引き受け先(/etc/rsyncd.conf)
15 6    * * *   root    /usr/local/sbin/backup2fsserv
55 23   * * *   root    /usr/local/sbin/snap-btrfs
自分自身の /home は
5  1    * * *   root    /usr/local/sbin/backup-home
で。/opt/backup & /opt/snapshot と同様に /opt/home & /opt/bhome で運用している。

film:

30 3 * * *      root    /usr/local/sbin/backup2migrate

uhvsp:

45 4 * * *      root    /usr/local/sbin/backup2migrate

vacuum:

45 3  * * *     root    /usr/local/sbin/backup2migrate
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2025年09月12日(金) [n年日記]

#2 web サーバの証明書更新

去年やったやつ の更新。csr を作るところまでは全く同じ。 NII の TSV 作成サービス で「作成開始」。

遷移したページで
TSV ファイル種別→更新申請用 TSV
証明書種別→サーバ証明書
証明書プロファイル→3: サーバ証明書(sha256WithRSAEncryption)
にして「この内容で作成を開始」

遷移したページで、CSR ファイルを読み込んだあと、去年と同様に
主体者DN→入っているのでそのまま
失効対象証明書シリアル番号→[後述]
サーバFQDN→入っているのでそのまま
利用管理者E-mail→いれる
利用管理者氏名→管理者のフルネーム(ローマ字表記が無難)
利用管理者所属→Faculty of Science and Engineering
Webサーバソフトウェア名等→apache2.4
dNSName→IPアドレスが同じで別のFQDNを持つ場合、dNSName=[CNAME]
とする。dNSName は、surf / acserv に CNAME があるのでそれを。

失効対象証明書シリアル番号は、去年置いた /etc/upki/keys/HOSTNAME.csr に対して
# openssh 509 -in HOSTNAME.csr -noout -serial
を実行すると
serial=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
というのが出てくるので XXX...X の部分をコピペ。

これで完了すると TSV がダウンロードできる。 あとは去年と同様の作業。秘密日記に。

#1 新ネットワークの dns まわり

samba-ad-dc は dns サーバを兼ねるので、既存の nsd/unbound との整合をとった。 具体的には、ドメイン emplab.st.seikei.ac.jp の正引きは samba-ad-dc に任せ、逆引き(とそれ以外の外のサーバ) を既存のサーバに forward することにした。ChatGPT さんとの会話のリンクは、ちょっと生々しいので秘密日記へ。
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2025年09月11日(木) [n年日記]

#1 samba AD DC その後

共有に新規ファイルを作ると uid 30000 になるという謎の現象に悩まされていたのだが(既存のファイルにはちゃんとアクセスできて読み書きできる)、ユーザ nakano を "Domain Admins" から抜いてみたら、という suggstion を例によって ChatGPT さんにもらって、たぶん解決できたっぽい。これ他に困ってるひといないかねえ。

samba-ad-dc に対して、ローカルに sssd で繋ぎにいくのはご法度らしく、winbind で繋ぐのだ、と言われて、すると getent passwd nakano とか id nakano で引いたユーザ名が Domain\name 形式になっちゃう。また shell が DC に登録した通りにうまく渡らない。まあ ad-dc サーバをメインで使わなければいいんだが。しかしもにょる。

というわけで、まあ migrate を研究室のメインサーバにできる目処が立ったので、いろいろ修正中。バックアップも見直さないと。
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2025年09月10日(水) [n年日記]

#1 過去の MH フォルダのメールを Thunderbird のローカルフォルダーに突っ込む

Sylpheed Pro の強力な検索機能で幸せに暮らしていた私ですが、Sylpheed が OAUTH2 の対策に失敗して、Pro もあえなく discon となってしまい。

で、Outlook の挙動を見ていると、一定期間前のメールが受診トレイに残っていないようで。というわけで 1 ヶ月以上前のメールを検索で拾えない状況が数ヶ月(長えよ)続いていた。

しかし Thunderbird ならローカルフォルダー (設定→アカウント設定→ローカルフォルダー で HDD の領域にできる) に mbox 形式のファイルを置けば検索可能になるとのことで、やってみた。例によって ChatGPT さんに聞いたログ を置いておきます。

nmh パッケージの packf を使うと MH→mbox がすぐできる、そのファイルを Thunderbird のローカルフォルダーに置きましょう、というのが最初の suggestion だったんだけど、これはどうも件数が少なくなってしまう。JIS コードのメールが混ざると mbox のメール区切りが正しく拾えなくなっているっぽくて、結局 python の mailbox ライブラリを使う以下のようなスクリプトでちゃんと変換できた模様。
#!/usr/bin/env python3
import sys, mailbox, os

mh_dir   = sys.argv[1]              # MH フォルダのディレクトリ(例: ~/Mail/inbox)
out_mbox = sys.argv[2]              # 出力 mbox(例: ./inbox_clean.mbox)

mh = mailbox.MH(mh_dir)
mb = mailbox.mbox(out_mbox, create=True)
mb.lock()
try:
    for key in mh.iterkeys():
        msg = mh.get_message(key)   # MHの1通をRFC822として取得
        mb.add(msg)                 # mboxに“正規化”して追加(From_や >From 処理含む)
    mb.flush()
finally:
    mb.unlock()
    mb.close()
ということで、大きな mbox ファイルをボンボンと置いたところ、たぶん indexing に時間がかかったんだと思うけど、徐々に過去のメールが検索できるようになった。ということで懸案のメールをいくつか送った。やっとマトモに作業できる環境になったなあ。
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2025年09月03日(水) [n年日記]

#1 migrate に RAID1 を構成

メインサーバになってもらうので、ここに /home も移すことにした。 PRIMERGY で PRAID カードを追加していない場合、オンボード SATA の RAID は Intel RSTe のソフトウェア RAID とのことなので、mdadm でやることに決定。
  1. mdadm パッケージを apt install
  2. lsblk でデバイスを確認
  3. RAID を作る
    sudo mdadm --create --verbose /dev/md0 --level=1 --raid-devices=2 /dev/sda /dev/sdc
    
    実行すると
    o optimalize recovery speed, it is recommended to enable write-indent bitmap, do you want to enable it now? [y/N]?
    
    と聞かれるので、これは Y。データ同期を全体ではなく書き込み変更のあった領域のみにするためのものとのこと。
  4. 初期同期処理はバックグラウンドで進行。もう書き込んでいいそうだが、一応待機。 cat /proc/mdstat で状況がわかる。こんな風にでる。
    Personalities : [raid1]
    md0 : active raid1 sdc[1] sda[0]
          3906886464 blocks super 1.2 [2/2] [UU]
          [=>...................]  resync =  7.2% (281465024/3906886464) finish=347.0min speed=174100K/sec
          bitmap: 28/30 pages [112KB], 65536KB chunk
    
    unused devices: <none>
    
    resync が消えたら完了。
  5. ファイルシステムつくる
    mkfs.ext4 /dev/md0
    
  6. マウントして確認
    mkdir /mnt
    mount /dev/md0 /mnt
    df -h /mnt
    
  7. mdadm.conf にアレイ情報を確認
    mdadm --detail --scan >> /etc/mdadm/mdadm.conf
    
  8. initramfs を更新
    update-initramfs -u
    
  9. fstab に登録
    bldid /dev/md0
    
    で UUID を確認して fstab に追加。
という感じで。監視は以下の手順。
  1. /etc/mdadm/mdadm.conf に
    MAILADDR nakano
    
    を追加。
  2. systemd のユニットを有効化
    systemctl list-timers | grep mdmonitor
    
    で、素手に起きていたので OK。なければ systemctl start すればよい。
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以上、5 日分です。
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中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
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