なかのにっき
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hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5
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Namazu for hns による簡易全文検索
詳しくは 詳細指定/ヘルプを参照して下さい
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#1
PC 環境整備
ひとつ Windows Update の 20H2 の累積更新プログラムが進まないやつがあって、結局リカバリしたら、samba domain に繋がらなくなるやつが。netbios 名の名前解決ができないよ、と。ほかの PC はみな普通にドメインに接続できていたのだが。うーむ。
するする。
sent.
#1
コース主任のお仕事
朝イチで確認いただくなど。
16:00 から作業。おつかれさまでした。
#1
休み〜入院
倦怠感がすごかったので一日休みと決め込んだ…のだが、
夜になって心窩痛が発生して治まらず、眠れず。
以前経験した
例のアレ
か、ということで電話して小杉の聖マリアンナ東横病院へ。
やはり虫垂炎であった。そのまま入院。
#5
AEPSE 準備
スライドの編集をはじめる。深夜になるなど。
懇親会会場を確保してこちらの研究室に諸々連絡。
ステージは金曜に受け取りにいくことにした。
到着した。
11:00 から AO 関係の打合せ、
そのあと書類つくってつくって担当者選んで選んで選んでいたら 17:00。うがー。
そしてスタンプラリー台紙も入稿。
夜に自宅から書き書き。うう。
某件で朝から夕方までずっと拘束されていた。
空き時間に eprof2 論文の discussion に使う論文を読み直すなど。
専門課目の選択問題。採点して提出。面接はお任せして判定会議へ。
#1
真空夏季大→東京
9:32 の新幹線で。昼前に吉祥寺。
#1
真空夏季大
6:45 起床、食事して見直しして 8:45 から講義、
90 分のところ 5 分超過した。ごめんなさい。
まあまあ思った通りのことは言えた感
(質問は端折ったあたりに集中したけど (^_^;)。
午後の応用講座の金原先生・岡本先生を昼御飯にご案内、
午後の開始をちょっとだけお手伝い、
開始したところでまた IVC の準備に戻る。
今回は金原先生の講演 PC を事務局に出していただいた。すみません。
無事終了、バスで帰る皆さんをお見送りして自分も車で帰宅。
帰りは菊川で乗り、清水 JCT から新東名を使って東名川崎で降りて帰宅。
3.5h ほどで到着、往復の trip は 452.2 km、平均燃費 16.6 km/L。
高速走ったわりには燃費悪いな。
#1
[vsj] 夏季大 3 日目
7:15 頃車で出発、東名川崎IC〜東名〜新東名〜東名〜菊川IC 経由で 10:30 頃に
ヤマハリゾートつま恋に到着。
板倉さんの講義を聞き、お昼をいただいて 13:00 から 90 分コマの講義を担当。
終了後敷地内の 6km コースを歩き、夕食をいただいて査読原稿を読んで、
演習が終わってから懇親会。24:00 就寝。
品川の京大東京オフィスにて。直行直帰。
午前が補充査読者の選定、午後前半が split decision の判定、
後半が online 作業についての打ち合わせ。17:30 まで。
その後次期 ISSP の体制についての意見交換というか相談というか。うーむ。
帰宅して子供が寝てから宿題をいくつか。
#4
[labo] pulse I-V 計測システム
トリガでちゃんと波形が止まるようになったので、
DSO との通信と電力計算を自動でやるように VB のソースを書き替え。
基本はこれまで使っていた
この
とき
のやつ。しかしやはりデータフェッチが大変遅いな。
1 秒に 1 回くらいしか取れないや。
まあ今までに比べればかなり楽になったので良しとする。
日留川くん・関谷くんへのレクチャを兼ねてテスト。うまく動いている模様。
#3
[labo] Window7 機
インストールできていた。わはは。
メモリと HDD を戻し、起動を確認して video と motherboard のドライバを入れる。
次いで nav をインストール。
しかしどうも色々なタイミングで死ぬな。こりゃだめだ。
とりあえずメモリを差し替えてみる方向か。
中川原さんから文案をいただいたので反映、2007 失効の件についてご相談。
ok いただけたので ML に動議提出。
outline 文案も金原先生にお願いして ok いただけた。
#1
[labo] 日留川くんと打合せ
実験装置のプログラム修正と予定、真空の予稿などなど。
deporate、OES を一通り。泥縄すぎ。
OES カメラの横位置は sthzero → stcenter、
縦位置は 11 mm。レンズ搾りは min の 16 で。
#2
エレベータ
まだ工事中みたい?
#1
荷物受け取り
いろいろ。来るかな、と思っていたのがひとつ来なかった。
読んだ。
#1
SP 委員会
大曽根経由で名古屋大学へ。9:00〜12:30。大変面白かった。
名古屋で沖村先生、松田先生ときしめん、のぞみで帰宅。
#1
応物三日目
7:30 起床、午前は 10:00 からの 6.3。
ECR・ヘリコンの反応性スパッタが各 1 件、
PLD での組成ずれの話、NiO への N ドープ、
徳大富永先生の UBM/FTS の話などが前半、
午前後半は MgO 話。まず Si 上へのエピ (buffer 層向け) が二つ、
その後の松下の Hot Cathode Sputtering が凄くおもしろかった。
局所的に赤熱していて蒸発しているとのことだが、
ちゃんとターゲット組成が膜に反映されるそうな。
あと酸素欠損には H2 を入れたりするのだとか。
続いて CVD で作った MgO を電極に貼って firing voltage を見た話…
は電圧が gap 長に依存してなかったりでなんかナニ。
会場によって時間が段違いになってるせいで、
15 分でカレーだけ食って午後は 6.4 へ。
北見工大の Ag migration を Al,Cu 添加で抑える花井などがおもしろい。
JAP に Alford さんの論文がいくつかあるそうで。
ちらっと抜けてモルフォの話を聞き、
6.4 会場で SPR とかエリプソの話を聞いてから離脱。
午後から雨降りに。
腹減ってしまって手稲でラーメン、南小樽で降りて六花亭の支店まで歩き、
各方面へ土産を発送。9 日午前着だが台風で遅れたらすみません、とのことで。
2F でシュークリームも食ってしまう。
その後ひたすら寿司屋が並んでいる通りを歩いて宿まで帰ったが、
腹がくちくて寄る気にならず、部屋に戻ったら出るのも面倒になり、
宿付属の別のレストランで。まあこちらは普通の定食だった。
#10
薄膜本原稿改訂
プラズマの方はでき。
表面の方の K 先生のコメントはちと対応が厳しいものが多くて参る (^_^;
18:30〜21:50。むぅ。
boss に相談して 1 通メール、1 通は読んでそのまま返送かな。
着。軽い。関連してメール 2 通。
今日は参加者 3 名。
研究室にはこれだ!…という気が一瞬しないでもなかった。
今日は久々なので電卓を使った計算問題。
昼をいただきつつ技術者試験を受けるかどうかでちょっとお話。
原付。久し振りに雨。VP 経由で。
原付。涼しい。
#1
[vsj] アップロード報告
vol.49 No.1 の。すっかり手筈を忘れていた。あかんのう。
#10
[paper] 今日拾った論文 (PRL 95(7), APL 87(7))
ほぼ一ヶ月溜めてしまった。リハビリが必要だ。
なんとか学期が始まるまでには消化しておかないと。
液体窒素温度で QCM 上の Cu(111), Ni(111), graphite, C60 上に Xe 吸着させて
sliding friction を見た実験。
粘性抵抗係数が
corrugation component (まあ first Fourier 成分みたいなもんらしい。
昨日の高橋くんの話の波形ポテンシャルの高さ) の自乗に比例する結果を
実験で初めて観測した、ということらしい。
なんだこりゃ(笑)
皮膚に与えられる水面波の刺激をどう再構成しているのかのモデルらしい。
Keller-Simons で注入されるエネルギーの拡散を 1D Poisson
で扱っているだけのように見える。
まあ reference は一通り舐めておくか。
SiO2 by SF6、ZnO by (Ar+Cl) での plasma-assisted etching で、
エッチング速度のエネルギー (sub keV) 依存性を見た話。
従来言われていたような √E 依存性では説明できない、ということ。
まあでも fitting parameter が増えているからなあ。
あまり実際の役に立つとは思えない。
1D フォトニック結晶 (つーか多層膜) からの熱線放出の波長・角度・偏光依存性の計算。
こんなシャープになるわけないと思うが…
O2 雰囲気中の PLD で作った S doped (Zn,Mg)O の伝導特性。
O2 分圧が上がると n 型→p 型になるとか。
150 mTorr では p 型伝導、2.7E16 cm^-3, 8.2 cm^2/Vs, 35Ωcm とか。
アネルバ・産総研の。(抵抗×面積) 値が 10 Ω(um)^2 で MR 150%,
10^2 で 200% とか。この H-MR 曲線はちょっとすげえな。
斜め入射の EB 蒸着した Ta 膜 (膜厚 50 nm, RT) で roughness の scaling 測定。
基板は QCM の水晶みたい。
傾けると w が小さく (30nm@5deg→2nm@40deg) なる。αも小さく (0.92→0.75)
なってる。理由には踏み込んでいない。なんでじゃろ?
Si ベースの avalanche 型電流増幅器。おもしろい。
ただどうだろ、linearity 的にはまだちときついのかな。
ゲット。マグカップも欲しいなあ。
往復。行きで降られて合羽を着込む。
#7
MFC-5840CN
電源断
は On/Off ボタンの長押しで良いことを知る。
電話。真空展でもらったベーキングヒータのカタログを見せに木曜訪問。
台風はどうか。
今日は基板洗浄から。
飯村くんに手伝ってもらって ESCA のパージガスボンベ交換。
1107A の保管庫のガラス扉の滑車の修理が可能か fax してみる。
成蹊担当の石橋さんが明日午前に現品を見にきてくださることになった。
ついでに 1107 室のサーバが sarge 化から止まっていた問題を解決。
ne2k_pci を /etc/modules に追加することで OK になった。
- キューに溜っていた大量のメールが surf に放出され、 一度 exim のサーバプロセスが落ちた(笑)
- openvpn のネットワークは、普通に route gw 指定が効くことを確認。うれしや。
楽天のポイントバックキャンペーンにつられて
ここ
のバッテリーをふらふらと買いかかったところで
天の声
に気付く。
もしかして
これ
の関係だろうか。
合羽で原付。ゆうパック発送、某サーバ利用代振込など。
#2
ガス点検
今日の午前に延長してもろた。10 分で終了。
合羽で原付。雨残り。
自転車。av. 18km/h くらいか?
気温は低いのだけど湿度が高いのでやはり汗が出る。
ちょっと長いので二の足を踏むところだが、
O2 の分子発光の reference が載ってるかも?
むむ、必読。
風呂に入りつつ読んでみた。要するに低エネルギー領域 (<5keV) の
SRIM
コードには、sputtering yield Y の Z1/Z2 依存性が実験と合わない、ということ。
具体的には、projectile が軽い領域では SRIM の Y は大きすぎ、
重い領域では小さすぎる、ということらしい。
TRIM の頃には良く合っていた、と言ってるけど。
あと SRIM2000->SRIM2003 の際に nucl./elec. stopping powers の比が
随分変わっているようだけど、というコメントも。
どうでもいいけど派手なページだな > srim.org
optical emission なのがアレだけど。
electron だとどうなんだろうか。
書き書き。
学校にこっそり送っておいたのを聞いた。
「いつものハイロウズ」という意味では期待を裏切らないのだけど…
Amazon のレビューも微妙ギミ。
これはすばらしい。
うーむ
、絵の貼れる wiki ってどれがあるんだろ。
#7
[labo] Vacuum Products
電話。qc 到着、マノメータの件の query を合わせ、
9 日の 10:30 くらいに伺う感じで。
今年いっぱい 1999 年以降の review に free access ができるらしい。
これはよさげ。ちゃんと読まないと。
Many optical-based plasma diagnostic techniques require electron-impact excitation cross sections. In recent years, a considerable number of new results have become available for excitation of rare-gas atoms from both the ground state and metastable states. Using relatively simple techniques these cross sections can be combined with plasma emission measurements to extract many useful plasma parameters such as the electron temperature. Many of the limitations of simple plasma emission models such as the corona model can be overcome by using cross section measurements to select what particular emission lines to use in the analysis.
@
その他:
title/abstract だけざっと見て拾ってみた。
Perrier さんにメール。plural のあたりがちょっと悩ましかったのだが、
gettext.info だと日本語の場合は
"Plural-Forms: nplurals=1; plural=0;\n"
としてしまうのが良い、とされているな。複数を意識する訳にしないのなら、
これにして msgstr[1] も omit しちゃうのが良いのだろうか。
参考にしたのは
このへん
。
#4
郵便物・FAX
処理中…終了。
処理中…issp 絡みの数件を残して終了。
お土産を持って行きついでに boss の部屋へ、
応物の感想など色々。マノメータゲージは購入の方向で。
反応性スパッタでの窒化物生成はなぜ難しいのかとか。
自転車 av.16.6 km/h …ってどうもまたメーターがおかしい。
大澤自動車で 12ヶ月点検の結果を聞いて伝票の受け取り。
それと猛叔父の香典分の振込。
ぶはははははは。
福岡みやげ (明太子) を渡すついでに晩飯を馳走になる。すき焼き。
#4
行き帰り
その足で大学へ。荷物だけ置いてすぐ帰る。
#3
河田先生宅訪問
実験 22 の Pb ブロックをいただきに車で伺う。
13:00 着、ちょっとお話ししてお暇するつもりだったのだが、
寿司、メロン、ケーキと次々にご馳走になってしまい、
結局 15:30 まで。
#2
昨日の Sobig.F
293 通。それでもちょっとずつ減ってきてはいるか。
読了。ほんとはこれを応物に持っていく予定だったのだが。
コラム風で気軽に読める形式だが、中味は非常に深い。
書籍の紹介については
上記リンクの amazon の内容紹介やレビューコメントを参照。
自分は 1 章の発想法、3 章のプレゼン・コミュニケーションに関する部分を
興味深く読んだ。
大量の背景知識を持った模倣こそが独創である、
というのは常々思っていたことだけど、
それに加えて研究の「背骨」の置き方について、
大変ためになる内容があった。
ここでも
KISS principle
が出てきたのにはちょっと驚いたが、読んでるうちに例えばこれは
富豪的プログラミング
に通ずるのではないかとか、いろいろ発見もあった。
プレゼンでは「重要な点から話せ」ということが強調されている。
これはビジネス英会話なんかでも出てきてることだけど、
技術的にはちと難しいかもしれない。でもこんど try してみよう。
英語についても「会話を But で始めるな」など発見多し。
論文の書き方 (の心構え) も良い。
自分の場合は「文章を副詞で始めるな」というのがそのものズバリであった。
著者のフィールドである研究・発想・教育・発表などが
主要なトピックになっているので、読んで面白いのはやっぱり研究者かなあ、
という気もするが、
多分ほとんどの人にとって 1,500 円は絶対に安い。おすすめ。
#2
昨日のビジネス英会話
customary 慣例の、習慣的な
minimum wage 法定最低賃金
tiered compensation 段階的給与
cream of the crop 最良のもの [cream of the cream]
star quality 優れた資質
let someone in on 人に教える、漏らす
deserve (〜に) 値する
citation 感謝状、表彰状
few and far between きわめてまれな、ほとんどない
confide 打ち明ける、秘密を打ち明けて相談する
@
keywords:
on tap すぐに役立つ、樽入りの [tap は蛇口のハンドルのこと]
sweeten the pot 魅力あるものにする
sweetener 甘味料、魅力的付加材料
@
proverb:
The first virtue of all really great men is that they are sincere.
--Anatole France (1844-1924)
悪化。ようするに風邪らしい。しょーがないので久々一回休み。
@
要旨:
吉田先生からのコメントが月曜日深夜 (送った数時間後) に来ていた。
事務室に fax で来てたので、今日受け取り。やばかった。
メールでお返事。
@
その他:
事務室に電話して明日開いていることを確認。
申請料 (57,000yen) をおろす。
書類の準備はハライタがおさまってからにしよう。いてて。
フラフラ状態でコピーその他完了。もうだめ。
今日は学校で寝て明日直接出かけ、
とっとと帰って医者に行って寝るのが良さそうだ。
左側の僧帽筋が痛い。
@
胃痛:
飯食ったら襲われた。イテテテ。
@
熱発:
その後上半身が関節痛に。
ふらふらするので熱測ってみたら 37.5 度。風邪だったか。ううむ。
#3
[LDP] 9/6 の update
kadu さんのところから。
The Missing Man Pages Poject (or m2p2) aims to provide the man-pages for various applications for UNIX-like Operating Systems, where the author did not provide an adaequate man-page. As proper documentation is crucial for optimal use of an Operating Systems and its tools, it is important that each and every application has a man-page describing at least all the available command-line options and a general overview of what the program does.
今のところ gnome 系のユーティリティとか?
そういえば gnumaniak ってもう更新されないのかな。
#1
[book] 『神がつくった究極の素粒子』レオン・レーダーマン 著 高橋健次 訳 草思社
著者は高エネルギー物理学の実験学者で、
中止された米国 SSC 計画の中心にもいた人物。
これはその前に出版された本なので、
意地悪な見方をすれば SSC のプロパガンダの一環といって良いだろう。
しかしそれを越えて、「アトム (=切断できないもの)」を中心に据えた科学史として、
面白く価値の高い本だと思う。
上下巻の構成をとっているが、上巻でだいたい場の量子論のさわりまで。
ここまでは非常に面白かった。ガリレイ、ニュートン、ファラデー、
マクスウェル、プランク、アインシュタイン、そして量子力学の建設者たちに至る、
物理界の巨人たちのさまざまな仕事を
「アトム史観」で紹介していくさまは非常に exciting だった。
このへんは自分も大学で一通り習ったので、
それらを新たな見方で統合しつつ眺める、
という面白さがあったのだろう。
下巻に入ると、まず加速器に関する一章がくる。
これは工学的な話が中心になるなのだが、
このへんもまだついていけて、
用いられているテクノロジーの原理も一応はわかる。
幕間として入るのだが、
筆者がμ粒子を対象に行ったパリティ非保存の実験に関する下りは、
大発見の間際にいる研究者の心理状態を活写していて、読んでいて大変楽しい。
で、その次が標準模型までの道のり。
電弱統一、クォークの導入、量子色力学、
第二世代〜第三世代のクォーク・レプトン。
さすがにこのへんになるとかなりキビしい(^^;
トップクォークが見つかったのはこの本より後のことなのですね。
そういう意味では高エネルギー物理学が
現在もまさに走っている学問であることを再認識させられた。
で最後に本のタイトルにもなっている、
筆者言うところの「神の素粒子」ヒッグス。
これはもう、自分にはダメだった。
ユニタリーの危機を救うであろう、質量の起源になっているだろう...
とまあいろいろ書いてはあるのだが。
筆者は終章に近いところで、
「アトム探求は、(中略) 投資の何百万倍もの利益をもたらしてきた」
という。だから SSC を作るべきなのだ、ということなのだろう。
しかし個人的な反論として、
そのアトム探求はたくさんのグループが競争しつつ、
アイディアを交換しつつ発展していく、
という形をとっていたように思う。
(SSC のように) 全人類が総がかりになって 1〜2 の装置に群がって行う、
という実験の形式は、果たして投資に見合う成果をあげられるのか、
というのが、例えば自分が「反 SSC」の流れにいたとしたら出すコメントかな。
(このへん併読しているゲルマンの「クォークとジャガー」の影響だろう :-)
翻訳はすばらしい。
途中で自分はついていけなくなった、と書いたが、
それは全く翻訳の問題ではなく、単なる自分の能力 (および根性) 不足。
この難解な本を訳しきっている訳者の力量はすごい。
で、結論。まあ一般向けの本とは言えないだろうなあ。
少なくとも大学教養レベルの物理の知識がないと、
読んでてもまず面白くないだろうと思う。
逆に物理を学んでいる学生さんや、
かつて学んでいた人には、きっと面白いんじゃないかな。
#2
小樽五日目
5時起き、部屋掃除の時間帯まで原稿書き、昼は小樽築港にある
でっかい shopping mall に少し出かけた。
本屋その他をぶらぶらして回転寿司食って戻る。
小樽の回転寿司は、robot じゃなくて職人さんが握ってくれるところがほとんど。
どこも大変混んでいる。もちろん握りの巧拙はあるのだけれど、
ネタは新鮮で大変おいしい。
#1
[LDP] 9/6 の updates
- DSL HOWTO for Linux
David Fannin dfannin@sushisoft.com
Updated by: Hal Burgiss
Edited by : Greg LeBlanc
v0.99, 5 September 2000
This document examines the DSL family of high speed Internet
services now being deployed in various markets worldwide.
Information is included on the technology behind DSL as well as
subscribing, installing, configuring, and troubleshooting, with
an emphasis on how this impacts Linux users.
* NEW entry; replaces the old ADSL-mini HOWTO
- Linux Partition HOWTO
Tony Harris <tony@nmr.mgh.harvard.edu>
version 3.2, 1 Sept 2000
* updated
- Diskless Nodes HOW-TO document for Linux
Robert Nemkin buci@math.klte.hu,
Al Dev (Alavoor Vasudevan)-Maintainer of this HOWTO alavoor@yahoo.com,
Markus Gutschke markus+etherboot@gutschke.com,
Ken Yap ken.yap@acm.org,
Gero Kuhlmann gero@gkminix.han.de
v13.0, 03 Sep 2000
* updated
以上、20 日分です。
タイトル一覧
中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp>
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