なかのにっき
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hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5
#1
[paper] 今日拾った論文 (PRB 72(1-4))
編集部会の戻り後に
保管
補完
*1
の予定
した。
diffusion Monte Carlo という方法らしい。bulk modulus とか
rock-salt と CsCl 間の構造転移圧力が 600 GPa だとか。
サーメット構造の、多重散乱・分布偏りを考慮した有効誘電率モデル。
実は MG モデルは占有率が上がっても
(粒子位置に相関がないなど、特定の分布では) かなり有効なのだ、という主張。
BST/SRO/MgO 構造の膜格子不整合による応力 (というか歪みか) の膜厚依存性
(緩和)を XRD で調べた論文。
膜応力 (というか格子歪みかな) を評価する
Williamson-Hall plot というのを色々な膜厚に対してやっている。
これによる応力傾斜の影響は 数 100 nm にも及び、
誘電率に対する影響を計算すると実測を良く説明する、ということらしい。
N2 導入下でスパッタすることにより
鉄やパーマロイ (Ni80Fe20) のアモルファスを作ろう、という話。
XRR/XRD、TEM、中性子反射、magnetometer による測定。
窒素分圧によって FeN のナノ結晶〜アモルファスができた、
Fe の場合は軟磁性的性質が良くなった (NiFe は劣化した) などなど。
構造変化は N の incorporation によって説明されている。
金属中に磁化した強磁性体を埋め込んだ構造を作れれば、
磁場によってプラズマ周波数が制御せきるよ、という話。
なぜこの材料への n ドーピングが難しいのかを、
欠陥生成のエネルギー (E_F って書いてるけど) から考察した話。
アモルファスカーボン上への Cu の傾斜蒸着。ref5 がいわゆる β=1/2 tanθルール。
柱の成長角と結晶方位の関係を調べましょ、というのが motivation らしい。
しかしこう spotty なパターンになるんだけど、これは必然か?
SiO2 内での分子/原子状酸素の反応・拡散の実験。
XRD の
CTR 散乱
で SiO2 ネットワークの変化を見ている。
ま、原子は入るけど分子は入らんで、という意図通りっぽい結果。
先端が半球状な tip からの emission のための F-N 理論の拡張。
有効立体角という量の導入がキモ。
原付。ちょっとは涼しい。
#3
編集部会
また小金井工業脇に原付を置いて。
機械振興会館にて 10:00〜12:30。その後電子化について打ち合わせで 13:30 まで。
渋谷経由で。もうわざわざ書くのも馬鹿々々しいが、暑い。
5 F の廊下と部屋は、ワックスがけが済んでピカピカになっていた。
どもども。こんど現物見に行ってみます。
今日も吉祥寺でショップに行こうと思ったんだけど、暑くて断念した(笑)
しかし ITmedia のところを見ていたら、
むしろ
G'zOne
にソソられてしまったり。いや、自分は携帯を持つと、きっと落とすと思うので。
#6
[paper] 続・今日拾った論文 (JAP 98(2), APL 87(6), PRL 95(6), JVSTA 23(4))
後顧の憂いを無くしておこうかと。珍しく今週の APL/PRL は no hit。
今回の JVSTA は AVS の proc だけど、かなり採択率が低いようだ。
Sheridan 先生の。
窪みをつけた平板電極の上にできるシースの電場分布を
collisionless の場合について解き、
dust particle の挙動を見た話。
He, He/N2, He/O2 ガス中で laser ablation で作った porus な Si, SiNx, SiOx
のフォトルミ、XPS、FTIR。
やっぱり air exposure で変わるというのと、
1.5 eV と 2.3 eV くらいの 2 つのピークからなっているというのと。
amorph C と Ni の多層膜の Auger depth profile から、
スパッタ率比の角度・エネルギー分布を求めたもの。
73 deg で C/Ni〜0.6、86 deg で 1.4 くらいになって saturate。
エネルギーにはあまり寄らない。TRIM も。
C の方が軽いから進入深さが深いので、角度をつけるとスパッタ率が大きくなる〜
という説明。だったら unexpectedly というほどのことかと。
Ta barrier 層の trench filling のモデリング (と実験)。
Kushner 先生のとこの HPEM と PCMCS を使っている模様。
まあプリンタが使えるようになったら印刷しとくか、というわけで ~ に保存しといた。
unbalanced magnetron の pulse-DC。Ar 1.5 sccm N2 4.5 sccm, TP 0.1 Pa。
T-S 10 cm 120 min と 360 min。column size に T-S 距離依存性があるって
書いてあるけど、そういうデータはないような?
Pohang の Lee (JK) 先生の。IEDF とか。表題の Effective Frequence というのを
導入すると、single frequency の放電のように扱える〜というのがキモ。
豊田先生の例の Ar+ EDF の話。
今回の ISSP でのやつの方が新しいみたいだけど。
これも Pohang の Lee 先生。cylindrical な容器での Ar/O2 放電の PIC/MCC。
O2+ の IEDF に共鳴っぽいピークがたくさん出るという結果になっている。
Si 上のタングステン膜。形成初期の圧力を高く (〜15mTorr) にしといて
porus な層にして応力を緩和、
その後は低く (〜2mTorr) して dense な膜を、というコンセプトの模様。
ソウル大 HJ Kim 先生のグループ、MgO の EB 蒸着。物性評価用には 50nm の SiO2/Si 基板、放電評価用にはガラス。
0.1nm/s で 500nm。ソース依存性を調べているみたいだけど、
うーん、これは同じなんじゃねえか?ちょっと texture が変わってるくらいで。
同じグループ。基板温度 RT〜300 ℃で density/stress。
intrinsic な stress が、基板温度を上げると compressive な方に
シフトしてるので、その依存性。
しかし放電電圧には、やはりあまり影響はないような…
ページができたようだ。って名前が門倉さんのコピペやんけ(笑)
バス電車原付。暑ひ。
以上、1 日分です。
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