なかのにっき

最新版はこちら。 突っ込みは各日付の BBS エントリのほか、 メール (nakano@st.seikei.ac.jp) や フォーム からどうぞ。 なおスパム除けのため、BBS 機能には 緩い認証を入れて います。 検索エンジンから来た方は、エンジンの方のキャッシュを見るか、 下の簡易検索を試してみてください。


hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5

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詳しくは 詳細指定/ヘルプを参照して下さい
検索式:

2006年09月11日(月) [n年日記]

#1 帰り

原付。 ピーポくんステッカー、リアウインドウにはぬいぐるみの山、しかし中央には「極悪非道」というステッカーを貼ったチェイサーの後ろについてしばらく走る。運転はおとなしかった。よくわからん。

稲光がしていたので急ぎめで帰ったら帰宅後 15 分後くらいから驟雨。危なかった。 しかしおかげで涼しくなったな。

とか言ってたらもの凄い豪雨に。

#2 行き

原付。曇りで空が暗い。

#3 [labo] 論文輪講

柴田くんが J. Rheology の これ

#4 [Debian][labo][dept] server update

bind9, apache, openssl と security update が出ていたので対応。

#5 雑用

やっと手をつけられる状況になった。

#6 MgO 論文

proof 読み。仲田くんに図のミスを指摘してもらう。 図の EMF データを送ったとき に、version control に失敗して前の版のやつを送ってしまっていた。危なかった。 送付は明日で良いか。

#7 帰り

半ズボンで(笑)バス電車歩き。あかぎで晩飯。

#8 [book] エレニア記 3

読んだ。早く続きヨマセロ。
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2006年09月12日(火) [n年日記]

#1 行き

バス電車バス。雨模様。

#2 コンタクト

吉祥寺のメガネドラッグで 1day アキュビューを購入。 30 周年の 10% クーポンは何回でも使えるらしい。 …12/28 までにもう一箱買うとこまでいくかな。

#3 [book] ローマ人の物語文庫版 24〜26

紀伊国屋で買った。

#4 [receipt] 紀伊国屋 BC 3,285 円

#5 [labo] 伝票

環状炉・減圧弁といくつか領収書。不明の領収書が二枚…

#6 [labo] 英文輪読

15:00〜16:30 くらいまで。5 名。

#7 MgO 論文

proof を送付。

#8 アスクル

到着。はやい。しかし事務室が開いてない時間だったので、 キャスターで迎えにいく破目になった。

#9 馬目くんから電話

明日大学に来るそうな。うーんちょっと自分はタイミングが悪かった。

#10 失敗学のすすめ

みなさん気をつけましょうね…

#11 AVS 宿 & ヒコーキ

宿とった。 ここ 。毎度ながら動き出しが遅かったな。でも $100/泊 以下だったのでまあまあか。

飛行機のほうは HIS の吉祥寺支店 へメール。

会議自体の early regist は 10/23 まで。 やろうかと思ったら、どうも member/non-member の判定あたりが腐っているようなので、 もうちょっと先になってから再 try することにした。

#12 [paper] 今日拾った論文 (Vacuum 80(8), PRL 96(20), APL 88(21), RSI 77(5))

Vacuum は当たらず。

Measurement of Pressure and Density Inside a Single Sonoluminescing Bubble:

硫酸に Ar を溶かした系でのソノルミネッセンスの泡圧力を OES の Ar 発光とレーザー散乱による泡径の時間分解測定から見積った話。 温度は複数の発光線の強度の関係から求め、Voigt 関数 fit から圧力を導出、 こっちは 1400 bar と。 もう一方は Rayleigh-Plessat の式というので fitting、1600 bar と。

Collisionless Heating in Capacitive Discharges Enhanced by Dual-Frequency Excitation:

2 周波数プラズマだと、それぞれ単独でドライブしたときの和よりも高密度になるとのこと。数式の話と kinematic simulation と。 低周波を加えることにより、浸透体積と密度のダイナミックレンジが増えるからなのだとか。パルスを複数周波数の混合と思えば、通じるところがあるのか、とか思ったり思わなかったり。

Grain-Boundary Physics in Polycrystalline CuInSe2 Revisited: Experiment and Theory:

poly-CIS の性能は GB が hole barrier で働くせいではないか、 というのが最近の見解らしいが、この論文で実際に観察したところ 言われている Cu vacancy row は存在せず、hole barrier としての機能はない、と。 だから GB だけでは説明できんよと。

Bragg scattering of surface plasmon polaritons on extraordinary transmission through silver periodic perforated hole arrays:

Ag 膜に格子定数が 7um/9um の正方格子をうがち、square な穴のサイズを変えて IR の透過スペクトルを見た話。表面に立つ SPP の定在波に 2 つのモードがあり、 それによって transmission が double peak になるとか、 それぞれの関係が穴のサイズでどう変わるとか。

Quantum logic processor: Implementation with electronic Mach-Zehnder interferometer:

マッハツェンダー型の干渉を使った量子計算機の提案。 スピン注入・検出を除いて磁場がいらんと。

Efficient CuInS2 solar cells by reactive magnetron sputtering:

H2S を使った反応性スパッタ (500℃以下) を吸収層にして 10% の太陽電池ができた、という話。twinmag。minority carrier が少ない、と。

Role of poly(styrene-acrylonitrile) copolymer interface layer in controlling charge storage and decay properties of amorphous selenium films:

HRC シンポでの HARP の話があるのでなんとなく拾ってみた。 a-Se 膜の放電特性に Al の上につけた高分子の barrier layer が positive に 働きますよ、ということみたい。

Compact UHV system for fabrication and in situ analysis of electron beam deposited structures using a focused low energy electron beam:

AES/EELS/LEED+SEM の装置。e-beam で Fe(CO)5 から Fe のパターンを作るプロセスが対象とのこと。TMP+IP+TSP で 120℃ 100h で 1×10^-10 Torr 以下。ふむ。

Thickness measurement of nontransparent free films by double-side white-light interferometry: Calibration and experiments:

submilimeter 程度の free film が対象。試料両側での干渉測定で厚みを決めるらしい。 10um 程度の膜を 0.01um の標準偏差で決定できているみたい。すごいな。
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2006年09月13日(水) [n年日記]

#1 [Debian] svn repository が壊れた

issp2007.org の内容を公開サーバから update しようとしたら、
svn: Berkeley DB error while opening environment for filesystem /home/svnhome/db:
Invalid argument
svn: bdb: Program version 4.2 doesn't match environment version
でだめ。リポジトリのあるサーバで svnadmin recover を試みるも
% svnadmin recover /home/svnhome/
Repository lock acquired.
Please wait; recovering the repository may take some time...
svn: DB_RUNRECOVERY: Fatal error, run database recovery
svn: bdb: Ignoring log file: /home/svnhome/db/log.0000000005: unsupported log version 11
svn: bdb: Invalid log file: log.0000000005: Invalid argument
svn: bdb: PANIC: Invalid argument
svn: bdb: PANIC: DB_RUNRECOVERY: Fatal error, run database recovery
でだめ。 ここで終バスの時間になったので帰宅、家に戻ってから再トライ。 ググってみたが、どうもこうなると 決定的な解決法はない っぽい。
% svnadmin dump /home/svnhome/
svn: Berkeley DB error while opening environment for filesystem /home/svnhome/db:
DB_RUNRECOVERY: Fatal error, run database recovery
svn: bdb: Ignoring log file: /home/svnhome/db/log.0000000005: unsupported log version 11
svn: bdb: Invalid log file: log.0000000005: Invalid argument
svn: bdb: PANIC: Invalid argument
svn: bdb: PANIC: DB_RUNRECOVERY: Fatal error, run database recovery
もだめ。うへー。

結局新たに svnadmin --fs-type fsfs create で作りなおして latest version を import しなおし。Berkeley DB はステ。 特にファイルシステムがおかしくなった気配もないんだけどなあ。

いや、 これ か?いや これ か。
#!/bin/sh
rm -f log.* __db.*

for db in changes copies nodes representations revisions strings \
 transactions uuids lock-tokens locks
do
  mv $db $db.orig
  db4.2_dump $db.orig | db4.2_load $db
done

svnadmin recover /home/svnhome
svnadmin verify /home/svnhome
うへ直った。あほか。

#2 帰り

バス電車歩き。昨日に続きあかぎ。むーオーバーカロリーだのう。

#3 [issp] abstract submission

ということで開始。むーん。

#4 screenで遠隔教育

screen -x を知らずに -rD ばかり使っていた。これは良い。 つうか screen.1 の最終版対応は自分がやったはずなんだけど、機能を把握できとらんな。

#5 [vsj][issp] 真空展 issp プリセッション

11:00 会場入り。ほんとはその前にも「来れたら手伝ってね〜」と言われていた作業があったのだが、起きあがれなかった。情けない。

11:15〜12:15 meeting、椅子並べ、受付、講演を聞いて講演者の方へ真空誌の件ご挨拶、 撤収の荷物運び、で 17:30 終了。

行き帰りともりんかい線で。

#6 [iPod] またブチっと切れた

応物の行き と同じ症状のようだ。どうみてもそうなるはずのないところでバッテリー切れになる。 まあ自分でバッテリー交換したくらいだし、何が起きても文句は言えんが…

#7 戻り

吉祥寺からバスで大学へ。ローソンで佐々木研の佐藤くん・黒木くんにバッタリ。

#8 [iPod] iPod がギャップレス再生に対応

むむ。3G の対応ファームなんか出ないだろうなあ。 調子も悪いし、もう新しいの買っちゃおうかなあ。

まさに今日ちょうど 80GB の G5 iPod が出たところ なのか。むー。 一瞬 Apple Store で買っちゃおうかと思ったが、 amazon で買えるようになるの待って還元つける方がいいかな。

む、 出た ようだ。やっぱ最初は還元つかないか。じゃあ Apple Store で買うか。 ということで注文した。

#9 [URL] Open scientific software

Galois Field Arithmetic Library というのは知らなかったが、おそらく使うこともなかろうな。

#10 Apple ID

秘密日記に。

#11 Apple ID

nakano@st.seikei.ac.jp
Y*******

#12 [Windows] 今日は毎月恒例「Windows Update」の日、全部で3件 - GIGAZINE

ということで自分のだけ update。

#13 [book] 光学薄膜フィルターデザイン

結局発注した。ポチッとな。

#14 [labo] MKS: 製品

バラトロンの物色。 Selection Guide を見つつ、明日も真空展へ行く飯村くんに依頼メールを送る。

#15 [paper] 今日拾った論文 (PRB 73 (17-20))

やっと 6 月分に突入 (まだ JVST は No.1 までしか拾ってないが…)

Quantitative x-ray photoelectron spectroscopy: Quadrupole effects, shake-up, Shirley background, and relative sensitivity factors from a database of true x-ray photoelectron spectra:

Seah 先生の。XPS での光電子生成断面積に対する理論が実験と合うかいな、 という話。あと shakeup の background subtraction についても議論、 Shirley のはよろしくないやも、ということらしい。ふむー。

Phase transition of the Ag/Si(111)-(sqrt(3)×sqrt(3)) surface studied by photoelectron diffraction:

LEED/PED。10K/300K での PED パターンの基本的な特徴は同じなので、 構造変化があるのではなく IET の±が order-disorder 遷移してるのでは、 という結論の模様。

Growth dynamics of pentacene thin films: Real-time synchrotron x-ray scattering study:

放射光使ってペンタセン蒸着中の anti-Bragg 反射を in-situ で見た話。 第 n 層についた分子が、n+1 層の nucleation/growth にも、 あるいはステップを降りて n 層の growth にも contribute するよ、 というモデルでうまく説明できるとのこと。 SiO2 上での growth で、Schwoebel barrier が 70meV とかも。 分子でもこの辺の議論が適用できるのってあまり見たことないな。 あと desorption が多い基板では 3D island になるとかも。
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2006年09月14日(木) [n年日記]

#1 帰り

原付。結構な降り。気温も低い。

#2 ずる休み

起きたらもの凄い倦怠感があったので、結局一日寝ていた。だめ。

#3 [book] ローマ人の物語 (文庫) 24〜26

読了。 単行本は大学図書館で借りて読んだ ので再読だけど、さすがに 3 年半も経つとあまり覚えていなかったな。
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2006年09月15日(金) [n年日記]

#1 行き

原付。長袖とウィンドブレーカーを着る。うーむ。

#2 [labo] 元廣さん許斐さん来研

13:00〜14:00。主として HISPUT の実行環境について。 徹底入門 (sarge 版) をオススメしておいたり :-)

#3 [labo] UHV-SP

ふっ酸エッチング、基板取り出し→交換、17:13 よりベーキング。

#4 [labo] ESCA

16:30 に部屋に入ったとろで停止していた。イオンポンプの電圧が上がらないくらいの圧力。いつからだクソめ。 とりあえず intro からちょっと排気、IP つけて TSP 炊いたら -9 Torr 台には入った。 様子見だが、ベーキングしないとだめかもなあ。 しかしもう web カメラかなんかとりつけないと駄目だな…

ネットワークカメラ:

TS-MCAM くらいかなあ。まあそれほどの値段でもないので注文してみた。

結局:

TSP を 1h intvl で炊いたら 26:00 の時点で 1.5E-10 Torr。やれやれ良かった。

#5 [issp] issp2007.org

404 が多かったので robots.txt と favicon.ico を追加。
apt-get install icoutils
icotool -c -o favicon.ico issp16x16.png issp32x32.png
という感じで。

#6 AVS 準備

HIS 吉祥寺営業所へ出かけてチケット予約、見積を貰った。 担当は長野さん。

招聘状 (つか accept メール) の和訳と渡航助成の申請書書き。 予算の出しどころについて、事務室に相談のメール。

会議の registration。 やっぱり直ってた 。わはは。confirmation は +misc/4240。

#7 [debian] manpages.debian.net

む。

#8 [paper] 今日拾った論文 (SCT 201(5))

SCT も alert を貰ってみることにした。一発目が来たので眺めてみるテスト。 しかし Int. meeting on Thermal Spraying というのの proc らしく、 ちょっと違う感じかなと。

#9 AVS membership renewal

ついでにやった。気が早いけど。Order# は秘密日記に。

#10 [receipt] American Vacuum Society 11,345 円

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2006年09月16日() [n年日記]

#1 [iPod] new iPod @ amazon.co.jp

還元が付いている…orz

#2 [paper] 今日拾った論文 (JVSTA 24(2), JVSTB 24(2))

ベーキングの終了待ちに拾うだけ。読むのは明日。

Stress anisotropy and stress gradient in magnetron sputtered films with different deposition geometries:

Si (100) 基板に 2mTorr でスパッタ (T-S 6cm、rate=0.4nm/s) した Mo 膜の応力を substrate curvatureから測った話。回転基板ホルダの上に置いたやつで、 移動方向とそうでない方向とで面内でも異方性がある、という式で。 移動方向の方が強くなるらしい。SEM で見ても、確かに回転方向に異方性がある。 おもしろい。 あとは膜厚と応力の関係から、応力の depth profile とかを出している。 成長と絡めて議論できるとまあ面白いのだろうけど。 ref1-3 が review。MRS Bulletin の 2002 年 1 月号は自分の書棚ではちょうど欠損していた…

c-axis inclined ZnO films for shear-wave transducers deposited by reactive sputtering using an additional blind:

Zn ターゲットからの反応性スパッタ、圧力は 0.2〜0.5 Pa、T-S は 60mm。 8" の円形ターゲットの中心軸を通るように幅 2mm 高さ 15〜35mmの仕切り ("blind") を立て、斜め入射させて c 軸を傾けた話。shear モードが励起されるのでは、 というのが motivation らしい。 これでは平均の入射角と軸の傾きがほぼ等しい、という結果になっている模様。 傾けると FBAR で使ったときのカップリング定数が下がる… ということで、すぐに performance には効く、ということではないみたい。

Texture of Ru columns grown by oblique angle sputter deposition:

Ru の傾斜スパッタ。基板は p型 Si(100)、ターゲットは 3"、T-S は 18 cm で圧力 は 2mTorr。基板は tilt するのだが、法線を回転軸として 〜30rpm くらいで回転。 SEM, TEM, XRD, pole figure。 oblique が 85 度に対して column の傾きは 46度。いわゆる tangent 2 倍のルールでは説明できないが。

Influence of process parameters on the properties of the tantalum oxynitride thin films deposited by pulsing reactive gas sputtering:

Ar, N の flow は一定にしておいて、O を on/off するプロセス。 酸素は 0/4 sccm。ターゲットは 2"、Ar は 0.3 Pa、全圧は 1.1〜1.6 Pa。 0.2A の定電流で 380〜470 V くらい。O on/off の period は 25sec、 duty を 0〜50% に変えて、deporate、transmittance、RBS で組成、 XRD…はなにやらわからんな(笑)、あと indentation。

Pattern formation by erosion sputtering on GaSb: Transition from dot to ripple formation and influence of impurities:

GaSb のスパッタエッチングによる表面形態の変化。 semiconductor だと normal incidence で 100nm くらい (エネルギーに依存) の dot 構造ができる (target を回転させると off-normal でもできる) のだとか。 このへんの理論モデルは ref10 とか。ここでは入射角を 0〜50度と変えて dot to ripple の遷移を見ている。 だいたい 20 度くらいで ripple に。ただ波数ベクトルが入射面と直交、 これは Bradley & Harper のモデルとは逆。でも金属でない場合にはよくあるんだそうな。ふーん。不純物の効果とか、アニールで再結晶可能かどうかなどについての議論も。

Self-organized Cu nanowires on glass and Si substrates from sputter etching Cu/substrate interfaces:

Dew 先生の。 0211 glass や Si (100) の上に 50 nm の Cu をスパッタ、 1.2keV の Ar+ を 82度で入射してエッチング、ripple ができるとの話。 中途を SEM で取って、image をフーリエ解析。 wire かどうかについては、うーんどうなんだろうか。 digital な simulation で幅と diffusion length (jump rate と言ってるけど) との相関も。

Quantitative characterization of the surface morphology using a height difference correlation function:

標記関数が膜の clustering などの評価に良い、ということらしい。 入射エネルギーの違う 2ML の Co 膜に適用して scaling fit のようなことをしているけど、 正直どうかな、まだ成長ダイナミクスと絡めた議論ができているとは思えない。

X-ray photoelectron spectroscopy depth profile of chemically modified porous silicon:

porus Si への化学修飾が表面に留まっているか内部に浸透しているかを XPS の depth profile で見た話。アミノプロピルトリエトキシシラン、 トリエチルアミンなど。bio 系を意識した話らしい。 両方とも浸透してる、という結果。

Electrical and emission properties of nanocomposite SiOx(Si) and SiO2(Si) film:

Si powder からの蒸着で圧力を 2.7〜4.0E-3 Pa 程度にしておき、 成膜速度で組成 x を調整するというなかなか斬新なl preparation。 その後 Ar 雰囲気で 1000 度アニールを 5-40 min。 flat な n 型 Si 上に付けて MOS 特性、 あと尖らせた Si 上に付けて field emission 特性。 いわゆる ballistic emission あたりのモデルの話も。

#3 Flash Player 8,0,33,0 & 7,0,68,0 セキュリティアップデート

むむ。

#4 [labo] UHV-SP ベーキング

だいたい温度がコンスタントに乗ったところで圧力がジワジワ上昇。 10h でやめようかと思っていたのだが、このままもう一晩焼くか…

#5 帰り

原付。すっかり秋か。

#6 自治会マター

resolved。

#7 行き

原付。遅くなってしまった。

#8 名物焼き鳥店 「いせや」が取り壊し…老朽化で 吉祥寺

某マイミクの日記から。いよいよか。

#9 事務室のロール紙プリンタ

PowerPoint から横長に印刷しようとすると、どうもうまいこといかない。 ロール紙の幅が 900mm なので、例えば A4 横で作ったスライドを 900×630 とかにしたいのだが、PowerPoint の段階で、 自動的に 90 度回転した印刷モードになってしまい元に戻せないのが原因の模様。

#10 [labo] UHV-SP

1.2E-3 Pa で高値安定、やはりリークか。 水冷ラインに He を流したら BA の読みが急下、 おそらくここからのリークで感度係数の違いによるものだろう。 加熱 OFF、QIG つけたらやはり He がほとんど。 各所の表面につけた温度計は 150 ℃を越えていないから、 やはり問題だな…申し訳ないがまた VP に連絡するか。

あーそうか、従来のガンからエラストマーをメタルリングに交換しただけだとすると、 上のプレートが Cu なんだな。これが 150℃まではもたないんだろう。 SUS で作り変えてもらえば良いか。 熱伝導的にナニなら中途に In かなんかを潰して入れる感じで。

#11 [labo] QIG066 GPIB 通信

というわけでリークが確定したので分圧計の自動記録が必要になり、 やっと重い腰を上げる。つうか 5/31 から放置スギだったのか…

えっと、まとめとしては
sudo modprobe cp4301
sudo /usr/bin/dpg0101 -q -s 4301
でインターフェースのドライバを組込む。 あとは こんなソースこんな Makefile で make して実行すれば良い。 機器固有の謎な sleep が入っているが、あまり気にしない方向で。 なぜか返ってくる文字列には、末尾に余分な ",0" が付くが、 これも気にしない方向で。
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2006年09月17日() [n年日記]

#1 帰り

原付。やっぱりウィンドブレーカー必須。

#2 行き

原付。降ってきた。

#3 [labo] バラトロン交換

ということでリークしたままなので前倒しでバラトロンを 飯村くんの装置へ移設。エタノールテストは OK。 蓋を開けたときに干渉するかどうかが微妙。

#4 [dept] オープンキャンパス準備

ポスター刷り。うへ、真空展から使ってきたポスターの 図6のキャプションがコピペのままだった…

#5 台風上陸で交通機関に乱れ

19 日の大阪行きは大丈夫なんだろうか。

#6 [labo] コンプレッサー

先月末 に来たやつ。箱から出して試運転。0.5 MPa より上がらんな。初期不良かしら。 漏れてるかどうかを確認。22:00 の時点で 0.5 MPa で電源停止。

23:45 でも 0.5 MPa。とするとピストンのガスケットあたりが漏れてるっぽい。 大喜に要連絡やな。まあ他のと併せて明日か。

#7 JVST 24(2)

補完。
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2006年09月18日(月) [n年日記]

#1 諸連絡 TODO

#2 帰り

原付。微妙に雨降り。

#3 行き

原付。出る直前に凄い降りに。

#4 [dept] オープンキャンパス

11:20 に最初の組。結構たくさんいる。20 人くらい?
13:50 から二組目。同様に 20 名弱。
16:20 に三組目。最後はお二人。

基本的に duty は各組 20 分のツアーだけだったので、 あき時間を利用して仕事が捗った :-)

#5 その他

#6 [labo] server reboot

実は先週金曜にうっかり babagw を落としてしまって以来、 また migrate とかとの間の通信が凄く遅くなってしまったので、 順々にリブート。 症状は このとき と同じ。あるいは GbE/100M ether のネゴとかが順番に依存したりするのかなあ。

#7 [labo] ESCA ターボ故障?

行ったらターボが止まっていた。なるほど こないだの もこのシナリオか。 おそらく V4 から微妙にリークして内部の圧も上がっちゃったんだろう。

うーん回復までどのくらいかかるだろ。とり急ぎ U-phi の石川さん、三好さんにメール。

#8 [paper] 今日拾った論文 (JPD 39(19))

RSS リーダに来てたので、とりあえず拾うだけ。21 日に補完した。

A spectroscopic method to determine the electron temperature of an argon surface wave sustained plasmas using a collision radiative model:

表面波プラズマの電子温度を 400-1100 で測った Ar スペクトルから見た話。 圧力は 1E-2〜110 mbar。 W ランプと power メータで校正して絶対強度を出し、 そいつに CR (collisional radiative) モデルを適用して温度を出している。 表面波で励起したあとは石英管のリモートプラズマ、その分布とか。

An improved source of intense beams of fluorine atoms:

CaF2 単結晶を 1200 ℃に熱して解離させ、F 原子を取り出そうという装置。 1E-4〜1E-3 mbar で動作するとのこと。従来 MgF2 を使っていたのだが、 CaF2 を使うと温度を上げられたので F2→F の解離度が上がった、ということらしい。

On dielectric breakdown statistics:

これは是非仲田くんに読んでおいてもらいたい…というのは他力本願すぎか ( u ドライブ に入れときます)。

アルミナや各種有機物の破壊電場の依存性が Weibul 分布に従うのかどうかを検証しようとする話…らしい。 データが少ないときの Weibul 分布のパラメータの信頼性評価に Monte Carlo を使っているようなのだが、こういう使い方はいいんだろうか。 正規分布じゃないと、いわゆる検定とかができないから、ということなのか?

Formation and behaviour of nano/micro-particles in low pressure plasmas:

33pages 86 refs の review。 粒径分布とか成長様式とか。 加熱された電極で生じた温度勾配で粒が保持される機構があるというのはおもろいな。 実験としてはレーザー散乱が、測定対象としては SiH4 の CCP (13.56〜60MHz くらい) が、それぞれ主な議論の対象。
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2006年09月19日(火) [n年日記]

#1 帰り

バス電車歩き。なんか一気に気温が上がった。

#2 技術情報協会セミナー

ひかり 115 号で新大阪へ。やっぱり iPod はブチっと切れた。むー。

淀屋橋〜天満橋から会場のエル・おおさかヘ。 淀屋橋での京阪の 2 番ホームがわからず、1 本電車を逃して微妙に遅刻。

1 限の星先生、4 限の岩村さんのお話は春に聴講させていただいたので、 今回は恐縮ながら omit、 2 限の尾山さんのお話を (遅刻したせいで最初は逃したけど) 聞いた。 現場での酸化物膜の反応性スパッタ・高速製膜の話で、大変ためになった。

自分の話は例によって飛ばして 90 分。

会場を引けてから北千里へ移動。途中 VP 大橋さんへ電話して木曜日 10:30 のアポイントを取った。 北千里で齋藤くんに電話、車で迎えにきていただき、研究室見学〜茨木に (バスで) 移動して夕食 (伴というお店。豆腐料理がえらく美味しかった) と、なにからなにまでお世話になった。

飲み屋ではモルフォの現物を見せていただく。これはすごい。

茨木駅から新大阪〜タクシーで宿へ。ケーブルモデムでネット接続。 岡田産業の森島さんからメールのお返事をいただいていたので reply。 アルバックファイからは連絡が入っていなかった。うーんどうかな。

#3 [receipt] 交通費 1910 円

大阪市内移動のもろもろ。
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2006年09月20日(水) [n年日記]

#1 豊田中研訪問

のぞみ 118 号で新大阪から名古屋へ。 東山線で藤が丘へ、 リニモ で長久手古戦場へ、徒歩で 中研 に 10:55 着。

許斐さん、元廣さんに中研のいろいろを見せていただく。 バンデグラフの加速器というのがもの凄かった。 あと Si/SiO2 とか laser ablation での有機物表面改質とか、 結構近いこともやっておられるのだな。 お昼ご飯のあと、cygwin 環境への HISPUT のインストールをお手伝い。

午後は トヨタ夢の住宅 PAPI というののツアーを見せていただく。 坂村健先生が噛んでる話だそうで、これも凄かった。 見学後にお姉さんにデッドコピーを作るといくらくらいか聞いてみたら、 今のところはやっぱりまだ 10 億を越えるらしい。

ツアー後に許斐さんとはお別れ、すぐ近くの トヨタ博物館 に行って 1h ほどグルグル見てまわる。 車そのものには正直あまり興味がない人間なのだが、 T 型フォードとかトヨタ 800 とかの実物がそのへんに転がってるのはなかなかインパクトがあったな。

帰りは芸大通から。藤が丘〜名古屋、 ホームできしめんを食ってのぞみ 32 号で東京へ。中央線で吉祥寺へ。 バスで大学へ。山ほど荷物が来ていて参る。

#2 [receipt] 交通費 1090 円

#3 Google Calendar 日本語版が登場、携帯電話へ予定通知が可能に

使い勝手がよく、予定をRSSやHTMLなどで出力可能、Outlookから予定のインポートもできる「Google Calendar」が日本語版になりました。名前は「Google カレンダー」。アカウントを作れば誰でもすぐに利用可能です。Gmailと連携可能で、予定表はブログに埋め込んで一般に公開することも可能ですし、予定表をほかのユーザーと共有することもできます。
blog-PC-携帯間の連携可能ということで、いよいよ決定版か? hns に取り入れられるか、時間ができたら試そう。

#4 [iPod] new iPod

これも到着していた。USB だと転送が遅い気がする…

#5 [labo] ESCA イントロの TMP

三好さんからお返事いただく。ううむ高いな………

#6 各種連絡

訪問先にお礼、大工原さんにお礼、岡田産業、ファイに返信。
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以上、10 日分です。
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中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
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